DSC-WX30は『同WX7』の上位にあたるモデルで、ソニーのコンパクト機のなかではエントリー機。新たに背面を92.1万ドットの高精細タッチパネル液晶ディスプレーになり、一切ボタン類がないのが特長。
※8月2日訂正
初出時は、“DSC-WX30は『同WX7』の後継”と記載いたしましたが、DSC-WX30はWX7の上位モデルで、WX7は併売されます。関係者並びに読者の皆様にお詫びして訂正いたします。
タッチパネルになったことで、ボタン操作と比べて、露出補正の設定やスイングパノラマの上下方向の変更などが即座に行なえると感じた。レスポンスも、ピント合わせやメニュー選択などの反応は良好。ただし、画像を再生する際にスクロールする場合、しっかり画面に触れてからなぞるといったコツが必要だ。
画面両側に撮影メニューが表示されるので、両手で構え双方の親指を使って操作すれば、撮影モードや設定などを素早く変更できる。
光学5倍ズームを搭載するエントリーコンパクト機としては、最薄最軽量。とくに、フラットボディーで厚さ19.1ミリと薄いので、ポケットでも小さなカバンでも邪魔にならないのがうれしい。女性の手にもすっぽりと収まる。
引っかかりがなさそうな形状なので、ホールド感に不安があったが、実際に構えてみる構えると“SONY”ロゴの突起がちょうど指にかかり、滑り止め代わりになるので握りやすい。
ボタン類は本体正面に集約。シャッターボタンがボディーサイズの割りに大きく、押しやすい。電源ボタンが小さく、ツメを立てて操作する必要があった。
“超解像デジタルズーム”は、光学10倍相当の望遠撮影が可能。ややジャギーが感じられたものの、クッキリとした輪郭の描写で、積極的に活用できる。オススメの使い方は、例えば人物の表情など望遠でアップで狙い、背景をぼかしたいといったときだ。本機は望遠側の撮影距離が最短で約1メートルと遠めなので、寄りきれないことがある。そこで、あえて少し距離をとって超解像デジタルズームを使うと方法がある。
光学10倍相当 |
光学5倍 |
等倍 |
サイバーショットならではの自動撮影機能“パーティーショット”にも対応。多彩なエフェクトが魅力の“ピクチャーエフェクト”機能も搭載。コンパクト機で積極的に遊びたい人にオススメだ。
『サイバーショット DSC-WX30』
●ソニー
予想実売価格 3万円前後
有効画素数 1620万画素
撮像素子 1/2.3型 Exmor R CMOS
レンズ 光学5倍(35ミリ換算25-125mm、F2.6-6.3)
動画 1920×1080ドット(AVCHD、H.264)
液晶ディスプレー 3インチタッチパネル(約92.1万ドット)
サイズ/重量 92.2(W)×19.1(D)×51.9(H)mm/約117g
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