AMDからノート用GPU最上位の『RADEON HD6990M』が発表になりました。メーカーの発表によると「これまで発表された他社のノート用GPUに比べて、最大25パーセント高速化」したとのこと。
これまで最上位だった『HD6970M』とコアの仕様は同じで、おもな違いは以下の表のとおり。動作クロックが引き上げられています。
RADEON HD6990M | RADEON HD6970M | |
SP数 | 1120基 | 960基 |
コアクロック | 715MHz | 680MHz |
メモリークロック | 900MHz | 900MHz |
テクスチャーユニット | 56基 | 48基 |
演算性能 | 1600GFLOPS | 1310GFLOPS |
Eyefinityによる6画面出力やCrossFireXが可能な点や、UVD(動画再生支援)でブルーレイ3Dに対応する点は同じです。
一方のNVIDIAのノート用最強GPU、『GeForce GTX580M』のSP数は384基でコアクロックが1240MHz、メモリークロックが1500MHz。
製品の仕様が違うため、数値だけでは一概にどちらが上かは判断しにくいところ。ただし今までのGPUの傾向から、SP数の多さが重要なゲームではRADEONのスコアーが圧倒的に高いケースもあります。
どんなノートに搭載するのかと思ったら、さっそくあのモンスターマシン『Alienware M18x』のBTOで選択可能になっていました。2枚構成のCrossFireXで、価格はプラス5万1450円です。
ほかにも、自作パーツショップが扱っているゲームノートのベースとなっている『Clevo』社もHD6990Mを搭載することを発表。日本国内でもスグに登場しそうですね。
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