『怪盗ロワイヤル』のディー・エヌ・エーと、『レイトン教授』シリーズのレベルファイブが業務提携を発表しました。今後、フィーチャーフォンより操作性やグラフィック性能に優れるスマートフォンでタイトルをつくりたいディー・エヌ・エーと、ソーシャルゲームに参入したいレベルファイブの思惑が一致しての提携ということです。
DeNAの南場智子社長は、今月25日で社長を退くことが決まっています。この提携が最後の大仕事!? |
レベルファイブ日野晃博社長。『レイトン教授』のほかにも『イナズマイレブン』、『二ノ国』などをヒットさせています。 |
そして、提携第1弾タイトルとして『レイトン教授ロワイヤル』を発表。日野社長は「お互いに一番強いブランドを使おうということ」と開発の経緯を語り、様子見ではなく、本気でソーシャルゲームに取り組む姿勢をアピールしました。
両社のトップブランドどうしのコラボは一見安易にも思えますが、失敗できない“背水の陣”でもあるはず。 |
気になるゲームの内容は、日野社長によると「過去の『ロワイヤル』シリーズとはまったく違うもの」。プレイヤーが“刑事”、“市民”、“犯人”にわかれての心理戦が繰り広げられる“推理RPG”とのことです。
刑事は市民と協力して犯人を追い、犯人は刑事から逃げつつ市民に罪をかぶせる……というシステム。購入するアイテムで推理しやすくなる、などのシステムを導入予定とのこと。 |
両社は『レイトン教授ロワイヤル』以外にも複数タイトルの開発を進めていて、日野社長は「ソーシャルゲームはレベルファイブにとって大きな存在になりつつある」とコメントしました。昨日はカプコンがGREEで『バイオハザード』のサービスを開始するなど、レベルファイブ以外のメーカーも人気タイトルのソーシャルゲーム化を進めています。ニンテンドー3DSとPlayStation Vitaの争いが注目される一方、ゲーム好きとしてはソーシャルゲームからも目が離せないです。
提供予定 2011年秋
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