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仕事がなくても行きたくなる!? 超快適空間の日本HP新社屋に潜入

2011年06月21日 10時00分更新

 日本HPが、これまで都内7ヵ所あった拠点のうち、5ヵ所を江東区大島の新社屋に集結させました。新社屋で働く社員は約5000人。そのうち約6割以上の社員には決まった机がなく、好きな場所で仕事ができる“フリーアドレス制”を導入しているとのこと。「電話はどうするの? ケータイ?」と思ったんですが、IP電話を採用して、ログインするとその場所の電話機にかかってくるようになっているんだとか。

日本HP新社屋
残念ながらオフィススペースは撮影不可。共有スペースに、個人の荷物を入れておけるロッカーがありました。これもフリーアドレス制のための設備。
日本HP新社屋
新社屋の前は、横十間川をはさんで猿江恩賜公園。桜の名所らしいので、春には素晴らしい眺めになりそう。

 そして次はカフェテリアに潜入。入り口に大型の液晶ディスプレーがあって、その日のメニューを表示。見本をつくる必要がなくなって経費節減につながるそうです。そして料金の計算は食器に貼り付けられたICタグで行ない、nanacoで支払い。あまり待たなくて済みそうです。

日本HP新社屋
今週のおススメは“とうもろこし豚の生姜焼き”。メニューの豊富さもさることながら、どれも500円以下というのがうらやましい。
日本HP新社屋
献立が乗ったトレーをレジに置けば価格が表示され、nanacoで決済。カロリーや塩分などもわかる。
日本HP新社屋
テラスで昼食なんて気分よさそう! ちなみに社内ではどこでも無線LANが入るので、ここで仕事をする人の姿も見かけました。
日本HP新社屋
予約して使用する個室もあり。接待などに使われるそうです。ここは和風ですが、フレンチのフルコースが楽しめる洋室もあるとか!

 後ろ髪を引かれつつカフェテリアを後にして向かったのは7月に稼働予定のデータセンター。最新の免震技術を導入して、水平方向の揺れを15分の1に抑えることができます。

日本HP新社屋
ラックがズラリと並ぶ様は圧巻。CPUは最大3500コア、ストレージ容量は2200テラバイトという規模のデータセンター。
日本HP新社屋
オイルダンパーとバネに加え、柱の下にあるボールベアリングで揺れを抑える。

 日本HPでは6月1日から9月末まで、前年比ピーク電力25パーセント削減の節電対策を実施すると発表しています。その一環として完全在宅勤務の運用があって、社員は必ずしも出社する必要がないのですが、新社屋は“必要がないのに来てしまう”ようなオフィスとのこと。確かにここなら快適に仕事できそう。週アスも引越ししたばかりなんですが、うらやましい限りです……。

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