作者名:NHN Japan
価格:無料
カテゴリ名:カジュアル
バージョン:1.1
作者サイトURL:http://chunsoft.jp
「音色組曲」は、「音」をテーマにした音声合成RPGです。
上のタイトル画面にいるのが、このゲームのヒロインであり、プレイヤーが先生となって育てていくヒロインのフィオナです。とてもかわいらしい絵柄のうえ、泣いたり笑ったりと表情の変化は豊か。さらに「らき☆すた」の柊かがみ役、「バカとテストと召喚獣」の木下秀吉役などで知られる声優の加藤英美里さんによるボイスもあり、愛着が湧くこと間違いありません。
「音色組曲」は、無料ながら、そうした豪華さが際立つカジュアルゲームです。
タイトル画面をタップすると、まずサウンドとエフェクトのダウンロードが始まります。「キャンセル」をタップするとすぐにゲームをスタートできますが、その場合はサウンドなし、画面内のエフェクトもなし。そうなると「音色組曲」の魅力も半減です。
とは言えサウンドやエフェクトが多彩なだけあって、データ量はかなりのボリューム。3G回線の場合は数十分待つことになるので、用意できるなら無線LAN環境下でダウンロードしましょう。
ここで喋ってくれるのは「音色組曲」の世界について。ダウンロード時間も楽しめるよう、工夫がされています。
ちなみに「もう喋ることがないですよ」と言われてもタップし続けると、あと少しだけ喋ってくれます。「音色組曲」をプレイしていると、こうした遊び心もところどころに感じられます。
ダウンロードが終わると、ゲームが始まります。最初に主人公の名前を設定します。
そして主人公は、友人のアルベルトからの手紙に誘われ、「風の都ヴィアラテア」にやってきます。その目的はフィオナという少女を楽者(音を研究し奏でる探求者)として一人前にすること。
そのフィオナを探す際に、選択肢が現れます。ここで選んだ選択肢によって、フィオナの髪型や色、眼の色、そして名前も変えられます。
筆者の趣味により、フィオナは赤いミディアムヘアーで、赤い眼の少女にしました。彼女に会うとまずは挨拶。こうした選択肢はゲーム中に頻繁に登場し、フィオナとコミュニケーションできます。彼女は活発ながらドジでサボリ魔、という愛嬌のある性格のため、いちいちリアクションが楽しいです。
フィオナの案内によって、チュートリアルが進みます。「外出」をタップして音楽堂に行きましょう。
音楽堂ではクエストを受けられます。最初のクエストは「透き通る水」というアイテムを持ってくること。
採集地内の「星降る海岸」に移動しましょう。
採集ポイントに移動すると、画面内にシンボルが表示されます。これをタップすると、何らかのアイテムが手に入ります。
チュートリアルだけあって、一発で目的の「透き通る水」が手に入りました。「音色組曲」ではこのように採集を通じてアイテムが手に入ります。
音楽堂に戻って報告するとクエストクリアです。
続いてのクエストは、「魔法の水タクト」というアイテムが依頼品です。
次は「魔法の水タクト」を作るために、必要な素材を集めます。しかし今回は採集に失敗することもあり、APを12消費してしまいました。
このAPとはフィオナの体力を示すようなポイント。画面上にAPの最大値と現在の値が表示されていますが、採集などの行動をするたびに消費します。
たとえば最初のチュートリアルクエストでは、シンボルに「AP10」と書かれていたため、10を消費しました。このAPがなくなると採集できなくなります。さらにクエストごとに期限が決まっており、一定量のAPを消費する前にアイテムを揃えて報告しないとクエスト失敗になるのです。
AP自体はアイテムの使用や、時間の経過(1分=1AP)で回復しますが貴重なことに変わりありません。期限と残りAP、必要なアイテムを考えてどのクエストからこなすか、もしくは同時にこなすか、などの判断が頭の使いどころとなります。
「魔法の水タクト」を作るのに必要な「マーディア青銅」と「カラメアの灰」を手に入れたら、自宅の「リューテリア」に戻ってアイテムの合成をします。ほかにも色々なアイテムの合成が可能です。
音楽堂に戻って「魔法の水タクト」を提出すると、クエストが完了し、レベルアップしました。これにより採集力やAPの上限などが上がります。
ちなみにレベルアップ時には上のようなエフェクトが表示されますが、たとえば何気なくフィオナをタップしたとき、採集時にシンボルをタップしたときなどにも小気味よくエフェクトが現れます。こうした派手な演出がありながらも、テンポが損なわれていない点も見逃せません。
ここまでチュートリアルが終了。このあとはハンゲームにログインする必要があります。タイトル画面に戻って、画面右上の「ログイン」をタップしてログインのための入力を進めましょう。
ログインが完了したら、いよいよ本格的にゲームスタート……の前に、今度はその他のキャラクターのボイスデータのダウンロードが始まります。こちらもかなりのボリュームですが、それだけボイスが充実しているということ。「キャンセル」せずにぜひダウンロードしておきましょう。
ゲーム再開後は「ヴィアラテアの大通り」や「大広場」に移動できるようになっており、物語に関わるキャラクターと出会います。
上のキャラクターはフィオナと同じく楽者で、名家の令嬢でもあるエミリーア・レオーネ。フィオナや主人公に憎まれ口を叩きますが、根はいい性格をした少女です。
こちらは大広場にあるパン屋の娘で、フィオナの親友、リナ・タルタルーガ。天然気味の性格ながら、実は調合に関する勘が鋭く、フィオナに合成のアドバイスもしてくれるという、不思議系の少女です。
このふたりはまだほんの一部で、「ヴィアラテア」にはほかにもたくさんのキャラクターがいます。
音楽堂で受けられるクエストも増えています。このメロディクエストは、楽譜内に手持ちのアイテムをセットし、楽譜を完成させるというもの。アイテムによって音色が変わり、セットし終えたら、実際にメロディを再生することもできます。
今回は「魔法の水タクト」しかセットできませんでしたが、いずれは多彩な音色とメロディを組み合わせて、楽者らしいこだわりの音を作れるのでしょう。
クエストをこなしていると、「ヴィアラテア」にある「リサータ亭」という場所に移動できるようになります。
ここでできるのが、ほかの楽者(プレイヤー)を最大10人までパートナーにすること。「選ぶ」をタップすると、対象のプレイヤーをパートナーにできます。これは相手には通知されないので、わりと気楽に設定できるのがうれしいところ。
パートナーがいると、ログインしている人数分だけ採取時に必要なAPが減ります。たくさんログインしている人を見つけて、パートナーに選びましょう。
と、プレイして2時間程度なのにこれだけ色々と遊べ、ボイスやエフェクト、何よりフィオナのかわいらしさで満足感はとても高いです。しかもこの時点でゲームの最終目的とされている、はるか昔に石化された楽神(がくしん)を成長したフィオナの力で解放する、という話は、ほとんどゲーム内に出てきません。この先も、無料とは思えないほどのボリュームが十分に期待できそうです。
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