6月8日品川グランドセントラルタワーにて、“Windows Phone Developer Day”が開催されました。
約250人の開発者が集結! |
会場はほぼ満席。iOS、Androidに続く、新規市場に対する開発者たちの期待が伺えます。
まずは“Mango”の基礎知識から |
『Windows Phone7(開発コード名:Mango)』正式発表後に開催された国内初のイベントということで、その新機能から解説されたのですが……。
サプライズで最新日本語版が登場! |
まったく事前情報もなく、開発中の最新OSがインストールされた実機が登場しました。日本語環境の画面写真はすでに公表されていましたが、実機が公開されたのは初めて。デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏によれば、マイクロソフト社内でも限られた人物しかまだ実際に触ったことがないそうです。
また、アーキテクトエバンジェリストの高橋忍氏によれば、米国本社を含め相当喧嘩したそうです。エバンジェリストの鏡ですね!
上の“ロック画面”では日付けが縦に表示されています。そして……。
“ピクチャー”でも縦表示 |
“ピクチャー”アプリでも文字が縦に表示されていますね。ロック画面だけでなく、アプリでも縦表示していることを考えると、日本語環境時の基本デザインとして縦表示が採用されている可能性は非常に高いです。
豊富な投稿先を標準サポート |
今回の実機デモンストレーションの際には、会場内でのWiFi利用が制限されたものの、端末で実際に通信を行なって実施されました。それでも動きが変にカクつくところはなく、現在のバージョンでの完成度の高さがよくわかりましたよ。いまのバージョンでいいので、早くリリースしてほしいぐらいです。
世界的ゲーム『パックマン』 |
Windows Phoneには、開発が容易な『Silverlight』と、ハイパフォーマンスゲーム開発向けの『XNA』というふたつのアプリケーションプラットフォームがあるのですが、この『パックマン』はSilverlightで作成されています。日本メーカーによってXNAで作成されたゲームの登場が楽しみです。スクエニさんとかバンナムさんとか!
写真にタグを自動生成 |
人物写真にタグを生成する機能も実際にデモが行なわれました。写真の管理が非常にラクになる本機能が、スマートフォンの標準アプリがサポートするのは初めてですね。
HTML5も高速描画! |
Windows PhoneはHTML5の再生速度には定評があり、リッチなアニメーションコンテンツもスマートフォンとしては驚くほどの速度で描画してのけます。本デモは、Internet Explorer Test Driveの“Speed Demos”→“More Speed Demos...”→“FishIE Tank”で再生できるので、どれだけ重いコンテンツなのかHTML5対応ブラウザーでお試しください!
来場した開発者に端末を無償提供! |
Windows Phoneにかけるマイクロソフトの本気度がよくわかったのが、Windows Phone Developer Dayに来場し、開発を表明した開発者全員に、端末を無償で提供すること。多くの端末が開発者に渡れば、それだけ日本での端末発売時に日本語アプリが揃っていることでしょう。
開発者への端末無償提供は「できるだけ早く」とのこと。Windows Phone日本デビューまでにおおいに盛り上がることに期待大です!
(6月10日追記)記事初出時に開発者への端末無償提供時期について誤った記載がありました。お詫びして訂正いたします。
Windows Phone Japan(※フェイスブック)
Windows Phone Newsroom(※英語サイト)
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