ベアボーンなので、ケースとマザーボード、PC電源がセットで組み込まれており、めんどうな配線をせずに済みます。
CPUとHDD、メモリーといったパーツをプラモデル感覚で載せればよい、という手軽さが魅力です。
このベアボーンのジャンルでは初めてとなる、“H67”チップセットを搭載したのが日本シャトルの『SH67H3』。
Core i7-2600Kなど、インテルの最新CPUを搭載できる唯一のベアボーンです。
H67なので、DVIやHDMIといった映像出力端子をもつため、新コアiの魅力である“クイック・シンク・ビデオ”を利用できます。
その一方で、小型でゲームを遊ぶPCもつくれるのがうれしいですね。
ポイントは、“80PLUS BRONZE”認証を受けた、効率がよい電源を搭載していること。とくに、負荷がかかったときに、むだなく電力を使用するので省エネに繋がります。
そして、PCIエクスプレス×16が1スロット、×1が1スロットあり、バックパネルも2スロット空きがあります。つまり、2スロット占有するタイプのグラフィックボードが搭載できます。
グラボを搭載する場合、電源が300ワットであること、補助電源ケーブルが6ピン×1系統であることに注意。
RADEON HD5770など、ミドルロークラスの製品であれば搭載できます。
気になるケース内温度は、『Prime95』と『FurMark』による極端に高負荷なテストでも、CPUが83度、グラボが79度で動作しました。15分ほど負荷をかけてもダウンせず、小型でケース内のスペースが少ないにもかかわらず、冷却性能の高さは十分です。
オススメの構成は、実売6200円前後の『Pentium G620』(2.66GHz)の内蔵GPUを使った“省電力エンコードPC”。
実際に消費電力を計測したところ、アイドル時30ワット、エンコード時55ワットでした。
お手軽ベアボーン&新コアi CPUで、自作にチャレンジしてみませんか?
『SH67H3』
●日本シャトル
●実売価格 2万6800円前後
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