NECは省電力性能を高めたエントリー向けサーバー『Express5800シリーズ』の新製品5機種と、新ストレージ『iStorage Mシリーズ』2機種を発表した。
最新の省電力部品を採用したほか、これまで5年以上の省電力化へ取り組んだことノウハウを詰め込んだ独自の電力制御技術を織り込んでおり、サーバーで最大26パーセント、ストレージで最大50パーセントの省電力化を実現している。
↑80PLUS GOLDの電源を搭載する『Express5800/GT110d』は8万9400円~。 |
Express5800シリーズは、設置幅93ミリのスリムモデル『Express5800/GT110d-S』(10万4800円~)や同モデルの水冷タイプ(14万6700円~)がラインアップ。
↑サーバーの稼働監視のほか、サーバーごとに消費電力のピーク制御も可能。 |
↑デモ機を設置したアクリル板内の温度は39度。 |
サーバー、ストレージともに、部材選定や大型ダクト/ヒートシンクのほか、自社開発の強みを生かしてマザーボードレベルまでのエアフロー最適化を実現。一般的な動作環境温度よりも5度高い最大40度での動作をサポートする。
↑青い色のパーツがエアフロー最適化をする『FANオフセット』。特許出願中。 |
↑省電力対応のストレージも展示。 |
同社では、40度稼働を実現した機器の導入により、節電実施時のオフィス空調でもサーバーの安定稼働可能を可能とするほか、ストレージを使用するデータセンターでは、空調の節電により、最大30パーセントの電力削減が可能としている。
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