auとソフトバンクから1機種ずつ登場した、まるでケータイな形状のアンドロイド2機種。これぞガラパゴススマートフォン、略して“ガラスマ”の真骨頂だ。ユニークな形状だけど、実際の使い勝手はいかに?
au『AQUOS PHONE IS11SH』 |
ソフトバンク『AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH』 |
なかなか操作感がイメージしづらいこの2機種を、タイプの違ったユーザー3人が使い比べてみた!
『IS11SH』は色鮮やか |
編集部のピンク好きが胸キュンしたストロベリーピンクや鮮やかなブルーが特徴的。 |
『007SH』はシブめな色あい |
ハイスペックケータイふうのカラーで男性も女性もいけそう。 |
上記レビューからもわかるとおり、意外と理にかなっていて便利。フルタッチでの文字入力が苦手なユーザーはもちろん、ケータイ打ちが得意で手探りでメールを打てるような人にはピッタリ。キーを押すときに画面をガン見しなくても指の感覚が頼りになるため、押し間違いにくいのがメリットだ。パスワード入力が正確にできるほか、アドレス登録していない番号に頻繁に電話を掛ける人にもオススメだ。
「単にスライド式と折りたたみ式、好みの問題でしょ」と思ったら大間違い! 通常ケータイの時とはちょっと事情が異なる。ソフトバンクの折りたたみ『007SH』は、本来アンドロイド端末にはない終話キーや通話キー、通話履歴、メールキーなどを備え、ほぼケータイのキー配置。それに対してスライド式の『IS11SH』にあるケータイ特有のボタンは文字種切り替え程度で、アンドロイドのボタン+α程度。
アンドロイドに慣れていてもテンキーを打っているとアタマが“ケータイ脳”に戻ってしまう。十字キーすぐ下にあるはずの“クリアボタン”を押そうとしたり、ホームに戻るのに終話ボタンを押そうとしたり、『IS11SH』では慣れるまでやや打ち間違いが多かった。その点、『007SH』では手が覚えている昔の感覚でスムーズに文字が打てた。
一方、テンキーが不要なときにフルタッチで使うには、『IS11SH』のほうがスマート。閉じればちょっと分厚いフルタッチスマホ状態になり、画面下のタッチキーで操作できる。『007SH』のほうは画面を反転させてから上下を持ち替える必要があるし、液晶下のタッチキーは小さめだ。
…といったわけで、ケータイふうアンドロイドといえども結構使い勝手が違う2機種。どっちを買うか悩ましい限りだ。
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(※2011年5月31日4:30追記:本文中のキャリア名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします)
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