本日5月24日、ファーウェイ・ジャパンの端末事業説明会が行なわれた。1988年に深センにて設立されたファーウェイは、2005年11月に日本法人であるファーウェイ・ジャパンを設立。2010年には無線基地局を150万台出荷し、世界2位の市場シェアを獲得している。
2009年にイー・モバイルから発売された『Pocket Wi-Fi D25HW』がモバイルWiFiルーターというジャンルを開拓するなど大ヒットを記録し、日本市場での認知度も高まってきている。
イー・モバイル…… |
ソフトバンク…… |
ドコモ…… |
auと4大キャリアで製品展開 |
日本ではモデム&モバイルWiFiルーター関連製品が目立つファーウェイ製品群だが、世界市場ではAndroidスマートフォンが複数機種リリースされており、日本市場での発売も期待されている。
今後の携帯端末はスマートフォンが中心 |
タブレット製品にも注力していく |
今回の端末事情説明会が開催されたのは、ファーウェイが今後各種メディアを通しコンシューマー事業に力を入れていくことのあらわれ。プレゼンテーションでは、2013年までに世界トップ5の携帯電話ベンダーになるとの目標まで、端末本部・端末営業統括部・統括部長の沈燁(チン・ヨウ)氏から語られた。
2013年までに世界トップ5に! |
端末本部担当部長の沈燁氏 |
また沈燁氏は、日本は特殊なニーズが求められる市場であるとともに、品質における世界市場のベンチマークとしての場所と位置づけていることを強調。そして記者からの質問に答える形で、2008年以前はグローバルモデルの周波数を変えただけで販売していたが、2009年の『Pocket Wi-Fi D25HW』ではハード・ソフトともにカスタマイズを行なっており、今後は当初から日本向けに開発した製品をリリースしていくという、日本市場重視の方針を語った。
Smart Device,Simple World |
ファーウェイの端末コンセプトは“Smart Device,Simple World”。スマートな通信デバイスにより実現するシンプルな体験をユーザーに提供していくというもの。
このコンセプトにのっとった、ミドルレンジ以上のスマートフォンやタブレット端末の発売を今年後半から来年にかけて準備しているとのことなので、ファーウェイの今後の新商品群を注目していきたい。
ファーウェイ・ジャパン
公式サイト
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