4月26日に渋谷にてオーディオメーカーSHUREの新製品発表会が行なわれました。4月21日より店頭発売中の『SE215』、『SRH550DJ』、そして5月発売予定の『SRH940』3機種が会場にズラリ!!
『SE215』は原点回帰をめざし、ケースを細身に、プロ用として設計された高遮音性イヤホン。オーディオメーカーとしての立ち位置をはっきりするべく生み出したモデル。上位モデル同様に着脱式のケーブルを採用し、そのケーブルも『SE535』、『SE425』同様のものを使用と豪華。今回はダイナミック型MicroDriveを搭載しています。代表の岩崎氏は、「レコーディングスタジオと音質が近いものということで、ダイナミック型を製品としてひとつそろえたかった。まら、プロの方に積極的に選んでいただきたかった」と話してくれました。価格は実売価格9500円前後とかなり手ごろです。
また5月発売の『SRH940』は、クローズドタイプのスタジオヘッドホン。フラットな音づくりで、低域もほぼフラットな音、なおかつ高域でスーパーオーディオCDなどの周波数レンジの広い音を聴いても大丈夫なつくりになっています。岩崎氏は『モニターヘッドホンをつくるなら、現在スタジオに常備されているスタンダードヘッドホンを超えるものをつくろうというのがスタートだった。プロの方はもちろん、音を分析的に聴いていただけるオーディオマニアな方にもぜひ。また、市場に多くのヘッドホンが出ていて、個性があるので何がスタンダードなのか、何が本当の音なのかが、聴いているとわからなくなることもあるが、リスナーが迷ったときに、これを使えば“これがフラットな音なんだ、スタンダードな音なんだ”という音づくりをしている。リファレンスの軸になる」と力説。付属品のストレートケーブルとカールケーブルの2本が付属。ケーブルによる音の違いも味わえます。市場予想価格は2万7000円前後。
DJ用モデルの『SRH550DJ』は、最大許容入力が1000mwとかなりのもの。岩崎氏は「もともとはプロの機材で聴ける周波数特性になっているのでポータブルプレーヤーで音を聴くと違うと思う方もいたが、今回は周波数特性を低域から中域に向けて『SRH750DJ』と比べ3デシから6デシ程上げ、ポータブルプレーヤーや音圧のある音で比較的小さい音でも豊かな音で楽しめるようにした。3ワットをかけ続けても壊れないつくりになっている」と解説してくれました。価格は実売価格8000円前後。
発表会後半にはフリーライターの山田祥平氏と、百瀬みのりさんが登場し、SHURE巻きについてのエピソードを披露。
またホフディランの小宮山雄飛さんとエンジニア・オーディオライターの岩井喬も登壇し、SHURE愛を語ってくれました。
個人的には『SRH940』の音に興味深々で早速、会場で試してみました。ベロア素材のパッドが心地よく、しかも音もさすが。これが本当の音なのかと、感慨深かったです。実際に今後詳しくレビューしたいと考えているので、お楽しみに。なお、着脱式のケーブルの替えに関しても現在企画中とのこと。今後の展開に目が離せません!
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