グーグルは、検索ワードを入力している途中から検索結果を表示する“Google インスタント検索”を開始した。それにともない、記者説明会を4月26日に開催した。
現在、ブラウザーごとに順次、機能の提供を開始していて、『IE8』と『IE9』、『Chrome 5 以上』、『Firefox 3 以上』、『Safari 5 for Mac』で利用できる。はやく、Operaも使えるようにして!(ガチ鈴木の願い)
“Google インスタント検索”の機能は、たとえば“うんK”と検索ワードの入力途中でも、予測された最も可能性の高い検索結果がこの時点で表示される。この場合、“運行情報”、“列車運行情報”、、、と、検索結果が続いた。この機能を編集部で“ある副編集長”に説明したところ、大いに盛り上がった。けっして、検索窓に表示された文字列を見てじゃないですよね。ね!?
また、こいのぼりと検索しようとすると途中まで入力した段階で、“こいのぼり 歌詞”と検索結果が表示された。これは、こいのぼりを検索する人が、歌詞と続けて付けて検索することが多いため、この結果が適切な検索結果と判断されたためだ。もちろん、検索ワードを削ったり増やしたりすると、その場で瞬時に対応し、インスタント検索の結果も変わる。
すでに昨年9月に、インスタント検索が導入されたところでは、“エンターキー”や“検索ボタン”を押さずに検索結果に行く例が増加しているとのこと。検索途中に、その場でキーワードを変更することが7パーセント増加。また、グーグルホームページで検索する人が増えた。これはアドレスバーなどでの検索では、インスタント検索はできないためだ。この便利な機能で、検索の仕方自体が変わりそう。
解説してくれたのは、おなじみ製品開発本部長の徳生健太郎氏。
検索するまで、ネットワークでの時間を除き、キーワード入力で9秒、検索結果を選ぶまでが15秒。この部分の時間削減のため、グーグル検索は進化する。今回のインスタント検索で、ひと検索あたり2秒から5秒節約できるという。
また、PCのブラウザーでは実装されている“インスタントプレビュー”にモバイル版でも対応を発表。指でスクロールしながら、スクリーンショットが見られるのでPCに比べてもどかしい検索も、これで便利に。インスタント検索も、いずれは対応予定だ。(米国では、モバイル版インスタント検索ベータを提供中)
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