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内田洋行がクラウドと連携、ホワイトボードの内容をエバーノートへ転送

2011年04月19日 22時52分更新

 内田洋行は企業や教育の現場で、情報共有やコミュニケーションをクラウドサービスと連携させ利便性を高める“ウチダ・ビジネス・クラウドサービス(仮称)”の開始を発表した。

書撮りくん EN

 その第1弾として登場するのがホワイトボードの内容をワンタッチで『エバーノート』に転送できるシステム『書撮りくん EN』だ。6月20日より、内田洋行が販売を開始する。これは同社が提供するホワイトボードに書いた内容をUSBメモリーやSDカード、プリンターに出力できるOAホワイトボード『書撮りくんMCⅡ』のクラウド版となる。

書撮りくん EN

 使い方はカンタン。会議などで書かれたホワイトーボードの内容を転送したい時、USBでホワイトボードとつながれたアンドロイド端末のエバーノートのマークをワンタッチするだけ。

書撮りくん EN

 会議でよく見たことがあると思うが、ホワイトボードの内容をググググっとスキャン開始。これだけで、エバーノートに板書の内容が転送される。

書撮りくん EN

 このようにPC上から閲覧できる。参加メンバーはスマートフォンからも見られるので、会議に遅刻中なんて時も参加しやすいかもね。またエバーノート以外にオプションで、テキストのデジタル化サービス、オーリッドの『O-RID KYBER』とも連携でき、板書内容のテキストデータ化が可能。あとからまとめを作成するときに便利だ。『書撮りくん EN』は、OAホワイトボード、アンドロイドタブレット、ソフトウェアなどを一式含めて、新規で30万円~40万円程度の導入コストを予定している。ターゲットは民間企業やSOHO、教育現場など。

書撮りくん EN

 本日の会見には、来日中のエバーノートCEOフィル・リービン氏もゲストとして登壇。昨年3月に日本語対応した話に始まり、日本のアクティブユーザーの多さや、パートナー企業の質の高さに言及。今回の『書撮りくん EN』に関しても、ビジネス、教育の現場に適した製品と評価した。クラウドサービスの成功条件としては、情報とユーザーの障害となるものを取り除くこととし、内田洋行が100年続けてきたのはまさにそれだ、と締めくくった。

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