週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Windows Phone 7アップデートでいよいよ日本語対応&IE9搭載など

2011年04月14日 03時49分更新

 MSの技術者向けカンファレンス、MIX11において、スマートフォン向けOS、Windows Phone 7の最新版(開発コード“Mango”)の新機能が披露されました。

 最大のトピックは、なんといっても対応言語のアップデート。これまでもダブルバイトの表示には対応していましたが、Mangoで正式に日本語、中国語、韓国語といった言語環境が整います!

MIX11
WindowsPhone7
↑カンファレンスはMIX11サイト上でライブ中継。

 さらに、搭載するウェブブラウザー、IE9はPC用と同じコードデザインでパフォーマンスを向上。HTML5を標準でサポートします。デモではiPhone4(iOS)、 Nexsus S(Android)との速度比較を行ない、 圧倒的な表示の早さをアピールしました。

 ほかにスムーズな切り替えのマルチタスク機能、マーケットプレース検索機能などが新たに実装されます。タスク切り替えは、マルチタスクで消費されがちなバッテリーをキープするため、バックグラウンドで“Background Manager”が管理、バランスを保ちます。たとえば、音楽を聴きながら別の機能を呼び出した場合、再生に必要な最低限の負荷を残し、呼び出された機能に切り替え、スムーズに戻ってくることができます。

 バーコードスキャン機能を新装したカメラ、ジャイロスコープや電子コンパスのAPIなども公開され、ARモノなど多様なアプリの登場が期待できそうです。SkypeやAngry Birdsといった他プラットフォームの人気アプリも紹介していました。

実機で各種デモ
WindowsPhone7
↑これは……、スマホ界のソリティア言われているAngry Birdsですな。

 同カンファレンスにはノキアの幹部も登壇。MSとノキアというのは紛れもなく世界最大規模のIT協業であるわけで、アンドロイド、iPhoneを脅かす可能性は十分に秘めていると思われます。Windows Phone 7搭載端末が日本で出るタイミングは未だハッキリしませんが、4月25日には国内でもMIX11の報告会が実施され、着々と準備は進んでいる模様。ノキアの日本復活もかなり現実味を帯びてきたといえるのではないでしょうか。

 ともあれ、スマホ業界、勢いを増すばかりで取材陣は悲鳴、ジャイアン鈴木さんの財布も悲鳴でございまするな。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります