アーク情報システムは、ウィンドウズシステムおよびデータのバックアップソフト『HD革命/BackUp Ver.11』シリーズを発表。4月28日(木)から発売する。
さっそく、発売前のサンプル版を借りて、実際に新機能をチェックしてみたぞ。
●ランチャーに“機能説明”を表示
Arkランチャーに詳細な機能説明を表示する。各機能によって何ができるのか、初めて使う機能でもすぐに理解できるので安心。
●インターフェースは“ステップ式”に一新
実際のバックアップ操作が、ステップ式表示に変わった。バックアップの種類、バックアップ元、バックアップ先などと、操作ごとに進むので今何をしているのかわかりやすいし、どういうステップがあるのか一覧できるのも良いね。もちろん、さかのぼるのもその項目をクリックするだけ。
●バックアップのカレンダー表示
スケジュールをカレンダーで一覧表示でき、バックアップ履歴や今後のバックアップスケジュールがひと目でわかる。リストで一覧表示されるだけじゃ味気ないので、こういう機能はちょっとうれしい。
●オンラインストレージの利用
今回の注目機能。クラウドのオンラインストレージ“SkyDrive”と“Googleドキュメント”に直接バックアップできるようになった。手順はまず、このソフトを使ってオンラインストレージを指定し、サービス名、ユーザーアカウント、ドライブ名を指定する。すると、オンラインストレージが“コンピューター”にマウントされ、ひとつのドライブとして使えるようになる。これだけでも、ちょっと便利だよね。
ドライブは“ArkDrive”と表示され、オンラインストレージをローカルドライブのように使える。ドラッグ・アンド・ドロップでの操作も可能だ。あとは本ソフトのバックアップ機能で、このドライブをバックアップ先に指定するだけだ。ただし、オンラインストレージサービスが設けている制限には、このソフトを使っていても引っかかる。たとえば、“SkyDrive”は25GBまで利用できるが、ひとつあたりの容量が15MBを超えるファイルはアップロードできない。アーク情報システムによると、今後、制限がゆるくなったり、オンラインストレージサービス自体が容量、機能強化をしていくことで、本機能ももっと便利になるだろうとのこと。現状は、テキストや画像ファイルの保存が主だと思うけど、将来的にシステムもバックアップできるようになるとうれしい。あと、個人的な希望としては、“SugarSync”など有料で容量を増やせるサービスにも対応してほしいなあと。
そのほかの新機能としては、“どこでも復元機能”を強化。バックアップをとったPCとは別のPCに復元できる機能で、復元する際のネットワークドライバーの取得機能を追加した。復元後、すぐにネットワークにつなげられる。CD起動時のインターフェース画面を、ウィンドウズ上のソフト利用時に近づけた。緊急時のファイル救出に使える“ファイルコピーツール”は、マウス操作でドラッグ・アンド・ドロップが可能だ。また、ドライブひとつだった差分バックアップに指定できる対象が、複数のドライブを指定可能になった。
【ラインアップと価格】
『HD革命/BackUp Ver.11』
予想実売価格 9000円前後
『HD革命/BackUp Ver.11 with Partition EX』
予想実売価格 1万1000円前後
パーティション管理ソフト同梱
『HD革命/BackUp Ver.11 CD起動版』
予想実売価格 6000円前後
CD起動の機能だけに絞った製品
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