週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

被災地域の安否確認にネットでボランティア協力できる2つの方法

2011年03月18日 03時30分更新

  SNSや各種ポイントシステムなど、義援金の寄付に協力する既存の課金サービスが増加しています。こうした社会的な支援体制と並行して、東日本大震災被災地の避難者名簿や安否確認ツイートを、人力でデータベースに打ち込んでいこうという働きかけ始まっています。

●Google Crisis Responseボランティア

ネットで被災地をボランティア支援する方法

  震災発生初期からGoogleが開始している安否確認プロジェクト『パーソンファインダー』の登録拡充にボランティアで協力するための機能です。
 アップロードされてくる名簿は、基本的に書類をスキャンした画像のため、機械的なOCR処理が難しいものです。人力でこれを読み取って登録することで、名簿のテキストデータ化を助けます。

 手順は少々ややこしいですが、入力済みファイルを重複登録しないための仕組みなども整備されているようです。
リンク→Googleによるデータ入力の手順解説

●anpiレポートプロジェクト

ネットで被災地をボランティア支援する方法

  TwitterやFacebookなどソーシャルネットで活動するユーザーが中心となって始めているプロジェクトで、Twitterのハッシュタグ#anpiでつぶやかれたものを、人力で入力してデータベース化していこうというものです。
 上記のGoogle パーソンファインダーとも連動するため、anpiレポートに協力することで、Person Finderへの協力もできるようです。
 リリースによれば、以下の機能を持っています。

anpiレポートでできること
・安否情報の検索
・安否情報の入力
・新着レポートの閲覧
・地名からの確認
・Google Person Finderとの連動
・Twitter検索機能との連動
・CSVファイルのダウンロード
・APIの提供
・携帯用サイトからの閲覧
(携帯サイトからは安否確認がとれた情報についてメールにてURLを送信できるようになりました)
・スマートフォン用サイトからの閲覧(予定)

関連リンク→anpiレポート登録手順
関連リンク→anpiレポート(anpi.tv)


 末筆ですが、今般の震災により被災された皆様にお見舞い、お悔やみ申し上げますとともに、御無事をお祈りいたします。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります