作者名:Brain Overspill
価格:無料
カテゴリ名:ツール
バージョン:1.3.3
作者サイトURL:http://www.brain-overspill.co.uk/
「RealCalc Scientific Calculator」は、多彩な表示モードや関数などに対応した、多機能な関数電卓アプリです。
Androidには標準で「電卓」が搭載されており、「log」や「sin」などといった簡単な関数電卓としても利用できるようになっています。しかし、さらに本格的な関数計算や、便利な機能を使うには、この本格的な関数電卓アプリの「RealCalc Scientific Calculator」がオススメです。
起動すると、すぐに電卓として利用できます。通常の電卓として、数字ボタンと四則演算で計算するのは、一般の電卓と同じです。
さらに便利に使うなら「MS」「MR」「M+」ボタンを活用しましょう。MS(Memory Store)ボタンは、入力した値や計算した結果の値などをメモリとして一時的に記憶させることができます。MSボタンで記憶した値は、MR(Memory Recall)ボタンを押せば、再入力できます。また、M+ボタンは、値を記憶させながら、加算していくときに利用します。
たとえば、「2×3+4×5」という計算を行うときに、「2×3 = M+ 4×5 = M+ MR」と押すと、答えは「26」になります。
また、SHIFTと同時にM+ボタンを押すと「M-」ボタンになりますが、これは「M+」ボタンの加算の代わりに、引算が行えます。つまり、これは「2×3-4×5」を「2×3 = M+ 4×5 = M-(SHIFT+M+) MR」と押すと、答えが「-14」となるということです。
これらは、より複雑な「2×3-4×5+6×7-8÷4」といった計算式でも「2×3 = M+ 4×5 = M- 6×7 = 8÷4M+ = M- MR」と入力することで、答えが「26」であることがわかります。
また、MRでは1つの数値を上書きして記録していましたが、SHIFTと同時にMSを押すと、それが「STO」ボタンに切り替わり、10個まで値を記憶できるようになります。記録した番号に対応した値は、SHIFTと同時にMRを押して、「RCL」ボタンとして呼び出せます。これで、違う計算式でそれまで記録した値を利用できるようになります。
たとえば、「23×14」の答えである「322」を1番に覚えさえておいて、他の作業をした後に、再度「23×14」の答えを利用したいときに、SHIFT+MRで呼び出すというわけです。
また、SHIFT+「=」でANSボタンを押すと、それまでの計算結果の履歴が10個まで表示できます。
もちろん、他にも指数関数や三角関数だけでなく、ルートやπ、階乗、パーセントなど多数の関数が計算できます。
表示モードも、FSEボタンを押すと、Normal(無印)、FIXなどと切り替えられます。FIXモードは、小数点以下の桁数を固定するモードです。
FIXモードなどで固定する桁数は、TABボタン(SHIFT+FSE)を押すと変更可能です。
また、メニューキーからHelp(使い方)の閲覧や、Settings(設定)ができます。
設定から「RPN Mode」にチェックを入れると、RPN Mode(逆ポーランド記法)と呼ばれる、特殊な計算方法が可能になります。これを使うと、複雑な計算もやりやすくなります。
たとえば、(25+23)×(56-10)のような計算をする際、電卓では値を記憶させつつも、操作する人が頭の中で覚えながらでないと計算できません。しかし、RPN Modeを利用すれば、「25 Enter 23 + 56 Enter 10 - ×」のように前から順番に入力していくことで計算ができるのです。
逆ポーランド記法については、英語ですがヘルプが用意されています。また、これを機に調べてみて、使ってみるといいかもしれません。「RealCalc Scientific Calculator」は、非常にいろいろな計算が行える多機能な関数電卓なので、複雑な計算をする人には非常に便利です。ぜひとも、使ってみてください。
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