作者名:Dropbox, Inc.
価格:無料
カテゴリ名:仕事効率化
バージョン:0.9.8.6
作者サイトURL:http://www.dropbox.com/
「Dropbox」は、オンラインストレージサービス「Dropbox」を、Android端末から利用できるようにするアプリです。
「Dropbox」は、いわゆる「クラウド」を使ったオンラインストレージサービスです。ファイルをクラウド上にアップロードしておくと、複数のPCやAndroid端末のそれぞれで、データを共有して利用できるのです。
「Dropbox」は、無料で2GBのディスクスペースを利用できます。有料会員になれば、月額9.99ドルで50GB、月額19.99ドルで100GBのディスクスペースが使えるようになります。この「Dropbox」のサービスを、Android端末から使えるようにするクライアントアプリが、今回紹介する「Dropbox」です。
なお、今回はAndroid端末に「Dropbox」をインストールする前に、あらかじめPC版「Dropbox」のクライアントアプリをセットアップし、共有するファイルをアップロードしていることを前提として話を進めます。
それでは、Android端末に「Dropbox」をインストールして、さっそく起動してみましょう。
起動画面です。「I'm already a Dropbox user」をタップし、PC版で設定したメールアドレスとパスワードを入力して、ログインします。
ログインすると、クラウド上の自分のDropboxフォルダの内容が表示されます。
それぞれのフォルダをタップすれば、その内容が表示されます。Android端末で開けるファイル形式なら、タップしてこのまま開くこともできます。
なお、フォルダを初めて開いた時点では、ファイルの本体データは、まだAndroid端末にダウンロードされていません。ファイル名だけが表示されている状態です。いったんファイルを開くと、その時点でクラウド上からデータがAndroid端末のSDカードにダウンロードされるのです。そのため、2回目以降は、1回目よりも高速にファイルが開きます。
ファイル名を長押しすると、サブメニューが表示され、ファイルを端末にダウンロードしたり、URLをコピペして共有するといったことも可能です。また、ここからファイルを削除することもできます。
「Photos」フォルダに保存されている画像ファイルを、タップして表示してみました。
また、「Dropbox」は、Android端末からのファイルのアップロードにも対応しています。まず、アップロードするフォルダを開いておます。それからメニューボタンを押し、「Upload」を選択。
この画面でアップロードするファイルの種類を選択し、あとはファイルを指定するだけです。これで、PCや他の端末からも、そのファイルを参照できるようになります。Android端末で撮影した画像などをPCで見たいときに、いちいち転送する手間が省けますね。
また、メニューボタンを押し、「Setteing」をタップすると、各種設定ができます。設定項目はほとんど変更する必要はないと思いますが、一番下にある「Show file-status icons」を有効にすると、とても便利です。
というのも、前述したように、このAndroid用「Dropbox」では、ファイルをタップして開くか、長押しメニューから任意でダウンロードしない限り、データ自体は端末にダウンロードされません。このオプションを有効にすることで、その「データをダウンロード済みか否か」というのが、ひと目でわかるようになるのです。
この画面だと、チェックマークがついているのがすでに端末にデータがダウンロードされているファイルということになります。これで、新規ファイルを開くのは、回線速度の速いWi-Fi接続のときにするなどといった使い分けができます。
これまで、同様のクラウドを利用したファイル共有サービスに対応したAndroid用のクライアントアプリをいくつか試用しましたが、どれも機能的に、今ひとつ物足りない感が否めませんでした。しかし、このAndroid用「Dropbox」は、単なるビューワアプリではなく、ダウンロードやアップロードにも完全対応していて、PC版クライアントとほぼ同じ機能を搭載しています。機能的に十分であり、使い勝手も悪くなく、PCと併用しても違和感なくDropboxのサービスを使いこなせるでしょう。無料ディスクスペースの2GBも、今となっては大きなサイズとは言えませんが、やりくりすればなかなか使えるものです。PC版とあわせて、ぜひ使ってみてください。
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