作者名:EVERRISE CO.,LTD.
価格:無料
カテゴリ名:デモ
バージョン:2010-05-31-01
作者サイトURL:http://www.ever-rise.co.jp/
「twireco」はまだベータ版のサービスですが、スマートフォンから音声を投稿するアプリです。
音声を録音して地図上に記録し、さらにその地図上の音声を皆で聞けるという、まるでTwitterの音声版といったサービスです。
しかも実際にTwitterとも連携しているので、「twireco」で音声を公開しつつ、一言つぶやきを添えて投稿する、なんてことも可能です。ある場所に来た人だけに音声を聞かせる機能があるので、特別な場所に音を残して誰かに思いを伝えたり、お店の宣伝やイベントに活用する、なんてこともおもしろそう。サービスが続いていくうちに、昔の音と今の音を聴き比べる、なんてこともできるかもしれません。パソコン向けのウェブサイトもありますが、今回はスマートフォンからの利用を前提に解説します。
起動後、まずはアカウントを作成しましょう。「Sign Up」を選択します。
ブラウザが起動し、新規登録画面になります。アカウントとパスワード、メールアドレスを入力します。利用規約に同意して新規登録は数量です。メールアドレスをXperiaに登録しているGmailなどにすれば、スマートフォンだけですべての操作は完了です。
これがGmailに届いたメールです。このURLをタップします。再びブラウザが開けば登録が完了します。
登録後、先ほど登録したアカウントとパスワードを入力すると、アプリのメイン画面が表示されます。最初は、GPSで取得したデータをもとに、自動的に現在地の住所が表示されています。もちろん、多少のずれがあっても、あとから修正できます。また、機種によってはアプリの起動直後にエラーが出る場合もあるようです。Xperiaの場合、「設定」→「位置情報」→「ワイヤレスネットワーク」をチェック(ほとんどの人が入っています)すれば、エラーは解消するはずです。なお、筆者の場合はGPS機能がオフでもエラーは出ませんでした。
それでは、アプリを使ってみましょう。マイクと「+」マークが付いたアイコンをタップすると、「Rec」(録音)画面になります。ここで、すでに地図が現在地を示しているはずです。
ここで「Rec」をタップすると、録音が始まります。「Stop」で録音終了。この時点ではまだ、録音データは地図に記録されていませんし、公開もされていません。もし録音が失敗と思ったら、やり直せばOKです。
なお、録音中には時間経過の青いバーが表示されます。このバーがいっぱいになっても(30秒)、自動的に録音終了です。また、「Play」で録音した音声を再生でき、「Comment」でコメント(40文字まで)を添えておくこともできます。コメントは、Twitterと連携する場合のツイートとして表示されます。
また、「to Twitter」か「only Twireco」を選ぶと、Twitterとも連携するか、twirecoのみで記録するかを選べます。まだTwitterとは連携していないので、ここでは「only Twireco」にしました。
次に、「global」か「spot」を選択します。「global」とは、地図上の音声の表示位置は決められますが、その場所の近くにいなくても「twireco」の利用者なら誰でも音声を聞くことができます。「spot」にすると、地図で設定した場所に近づかないと音声が聞けないので、特定の場所で聞かせたい場合に使いましょう。
また、地図をタップすると、ピンを移動できます。これで音声を公開する場所を変更できます。ピンの場所が変わると表示される住所も変わります。とくに「spot」で公開する場合は、これが重要な設定です。
各種設定が終了したら、「Send」で登録が完了です。これで音声が公開され、地図に記録されました。通常は、現在地周辺の自分の音声を表示します。また、公開したデータは、現時点では削除できないようです。
いろんな場所で音を記録している場合、自分の音声データをまとめて確認したければ、メニューから「My Page」を開きます。なお、この画面にあるロックがかかっているデータは、その場所にいかないと聞けない音声ファイルです。
次に、マップを見てみましょう。自分の音声データはもちろん、さまざまな人の「声」が表示されます。アイコンをタップすれば、その人の録音データを聞くことができます。まだサービスがベータ版なので、録音データはそれほど多くありませんが、今後利用者が増えてくるといろんな人の「声」が聞こえるでしょう。
マップで他の人の録音データが表示されないときは、メニューを開いて「Range」を「Large」にすると表示範囲が広がります。次に地図をタップすれば、拡大縮小ができるので調整してみてください。まだ地図上では都内が中心なので、それ以外の地域のユーザーであれば、東京を表示してみてください。
最後に、Twitterと連携をしてみましょう。メニューを開き「Settings」から「user settings」を選ぶと、ブラウザが起動します。そこで「Twiiterで認証」を選択。
自分のTwitterのアカウントとパスワードを入力し、認証が完了したらアプリに戻ります。
この状態で、もう一度何らかの音声を録音して公開してみましょう。先ほどは「only Twireco」を選択しましたが、今度は「to Twitter」を選択してデータを登録します。
「twireco」の表示自体は何も変わってないように見えますが、ここでXperiaのTimescapeを表示すると…。
先ほど投稿したものが、Twitterのタイムラインに表示されています。さらにsasa_pyon(私が作ったテスト用のアカウントです)をフォローしていれば、sasa_pyonのつぶやきに自動的にURLが表示されているのがわかります。
URLはブラウザの「twireco」につながっています。まずつぶやきをタップして、ブラウザのTwitterにsasa_pyonのつぶやきが表示されます。そこから前述のURLをタップすると、「twireco」が起動して録音データの場所と、今までの録音データを見ることができます。また、これがパソコンなら、ブラウザ上でそのまま音声を聞くことも可能です(Xperiaのブラウザでは無理でした)。
まだベータ版・最小評価版という位置付だそうで、データの更新に時間がかかることもあります。しかし、使い方の自由度の高さなどを考えると、まさに「音声版Twitter」として、今後の可能性に期待が持てます。まずはアカウントを取得して、ブレイク前にいち早く、音声を地図にアップしてみてはいかがでしょうか?
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