週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

2010年06月07日 12時00分更新

作者名:Tatsuo Nagamatsu
価格:無料
カテゴリ名:音楽&オーディオ
バージョン:0.8.7
作者サイトURL:http://www.geocities.jp/tatsuonagamatsu/
 

「Raziko」は、ネットワーク経由で配信するIPサイマルラジオの試験放送「radiko.jp」の、非公式な専用アプリです。ラジオチューナーが搭載されていない端末でも、これでラジオが聴取できるようになります。
 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

「Raziko」は、3G回線や無線LANなどのネットワークを経由する「IPサイマル配信」により、ラジオを聴くことができるアプリです。Androidはマルチタスク対応なので、「Raziko」を再生しながら他のアプリも起動できます。バックグラウンドでラジオを聴きながら、いろいろな作業ができるのがいいですね。

では、さっそく使ってみましょう。

まずはじめに、起動すると番組表情報を取得します。取得は、数秒程度で完了します。
 

 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

アプリの画面は、「TBSラジオ」といった局の名前と、番組情報のみが表示されるシンプルな作りです。「再生」ボタンをタップすれば、ラジオの再生がはじまります。
 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

また、局の名前が表示されているところがプルダウンメニューになっており、タップするとチャンネルを選択できます。局の名前とともに、現在放送されている番組名が表示されます。あとは、聴きたい局を選ぶだけです。

なお、エリア判定はIPアドレスをもとに行われています。筆者は東京在住なのですが、きちんと東京エリアと認識されたようです。もちろん、全国でその地域のラジオが聴けます。
 

 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

再生中の画面です。この状態でホームキーを押せば、再生したままホーム画面に移動します。また、タスクを切り替えて他のアプリを起動しても、停止しない限りはラジオを再生し続けます。
 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

ホーム画面に戻ったところです。ステータスバーの左側の右端に「R」というマークがあるのがわかります。これが、「Raziko」が再生中であるというマークです。
 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

ステータスバーの部分を広げると、さらに詳細な情報がわかります。今回は、「Raziko」でJ-WAVEを受信していることがわかります。
 

IPサイマルラジオ“radiko.jp”を受信するためのラジオアプリ「Raziko」

最後に、設定画面を見ていきましょう。「ステレオ音声」は最初からオンになっていますので、このままでいいでしょう。そのほか、「高音質モード」という項目があります。CPUのパワーを通常モードよりも多く使うので、他のアプリと併用する場合は避けたほうがいいかもしれません。これは、端末の性能にも左右されますので、ご自身の環境で試してみてください。

また、「広告表示」という項目があるのですが、最初はオフになっています。無料のアプリなのに、非常に良心的ですね。

もうひとつ、「再生復帰機能」という項目があります。これは、ネットワークトラブルで再生がストップした際、ネットワーク再接続時に自動的に再生を復活させる機能です。この再生復帰機能はプラグインになっていて、別途、有料の「Raziko拡張」(105円)をインストールする必要があります。

ラジオを普段から聞いている人はもちろん、これまであまり聞かなかった人でも、このアプリをきっかけに、ラジオを聞く習慣ができるかもしれません。非常にシンプルで使いやすいアプリなので、ぜひ、試してみてください。
 

 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう