作者名:Jerzy Czarnota
価格:無料
カテゴリ名:ライフスタイル
バージョン:1.1.1
作者サイトURL:http://trailcoder.com/
「TrailCoder」は、ジョギングやサイクリング、トレッキングなどのライトスポーツのとき、自分がどこをどれだけ移動したかを記録する「トラッキングアプリ」です。
このアプリを使えば、Android端末内蔵のGPSを使って移動した距離と所要時間、そして移動平均速度を計測できます。そして、移動したルートをGoogleマップ上で表示することが可能です。
上の画面は、サンプルとして収録されているデータです。サイクリングのトラッキングのようですが、なかなかスゴいところを移動していますね……。
せっかくなので自分でも計測してみることにします。
それではさっそく計測しましょう!
TrailCorderを起動したら、「Record」を選びます。
4種類の計測メニューがあります。だいたいの移動スピードに応じて、「Cycling」「Running」「Skiing」「Hiking」の中から、運動の種類を選んで計測します。
今回私は、自転車で計測してみることにしたので「Cycling」を選びました。
計測データに名前をつけます。自転車でのんびり散歩するつもりなので「ポタリング」としました。続いて「Scan」を選びます。
画面下に現在の緯度経度が表示されれば、GPSの補足が成功、準備完了です。「Start」をタップして計測開始です。
端末をポケットに入れ、そのまま自転車で移動開始します。ポケットの中でもGPS計測には問題はありませんでした。なお、運動の際には、端末が汗などの水分を浴びたりしないように、また落下させないように十分気をつけてくださいね。
途中、そこそこの坂道を登ったりして自転車を走らせ、近所の公園に到着しました。ここをゴールとして、「Stop」をタップします。これで計測完了です。いったんトップメニューに戻り、「Analyse」を選んで計測結果を参照しましょう。
計測結果によれば、私の今回の運動は22分51秒で5.14km、平均速度は13.48kmでした。
計測結果をそのままタップすると、移動にともなう高度の変化がグラフ表示されます。グラフでは、色によってルートの斜度がわかります。
……あんなにぜいぜいしながらペダルを踏んだ坂道の勾配が、わずか10度しかなかったことに愕然としました。
また、計測結果を選んで、メニューの「Map」を選ぶと、移動してきたルートがGoogleマップ上に描画されます。ただ、マップでは「ストリートビュー撮影済み」を示す表示(青い枠線)をオフにできないので、せっかくのルートがやや見にくくなってしまうのが難点です。
それからもう1点。保存した計測結果の日時データが実際の時刻からずれていました。これは、データをGPSから取得しているためと思われます。地域設定を行えば日本標準時に合わせられるのですが、その設定がないようです。これらの点は今後のバージョンアップで改善されることを期待しましょう。その他の機能は、気軽にトラッキングデータを計測するには十分といえるでしょう。
「TrailCoder」は、専用のGPSトラッキング機器を購入するまでもなく、誰でも簡単にスポーツの記録をつけられる便利アプリです。記録を取れば運動の励みになるもの。頻繁に運動する人にはもちろん、たまにしか運動しない人にもオススメです。
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