バルセロナで開催されるモバイルの祭典Mobile World Congressを最速レポ
週アスPLUS:MWC 2011 最強特集
モトローラブースではCES2011で発表展示されていた、『XOOM』と『ATRIX』をMWCでも引き続き目玉として展示しています。
↑端末単体だけでなく、周辺機の展示も多いモトローラブース。 |
『XOOM』は10.1インチ(1280×800ドット)のディスプレーを搭載したタブレットタイプ。プラットフォームはNVIDIA Tegra 2デュアルコア1GHzで、カメラは背面が500万画素、前面200万画素となってます。
OSはタブレット用に開発された3.0。デュアルコアCPUの恩恵もあって動作はサクサク。アプリの充実さにもよりますが、見た限りiPadに十分対抗できそうな印象。
Androidならではの“あのボタン群”はココに!? |
↑ホームボタンや戻るボタンは本体左下にソフトウェアキーとして装備。ボタンのアイコンのデザイン意匠にもこだわりを感じる。 |
本体だけでなく、アクセサリーの豊富さがXOOMの特徴のひとつ。通常の『STANDARD DOCK』だけでなく、スピーカー付きの『SPEAKER HD DOCK』や『WIRELESS KEYBOARD』、なども発表されてます。
『XOOM』をサポートする純正アクセサリ |
↑『SPEAKER HD DOCK』と『WIRELESS KEYBORD』。日本語IMEは搭載していなかったため英語での入力でテスト。タイムラグなどなく問題なく使用できるレベルだった。 |
米国では2月17日から予約受け付け開始ということで、タブレット戦争がさらに激化しそうな予感がしますね。一方の『ATRIX』もNVIDIA Tegra 2デュアルコア1GHzを搭載したハイエンドモデル。4インチディスプレーながら960×540ドット高精細なのがウリ。
NVIDIA Tegra2搭載の爆速スマートフォン『ATRIX』 |
↑サイズは63.5(W)× ×10.1(D) 115(H)mmで、重さは136g。サイズ自体は一般的なAndroidスマートフォンだ。 |
カーボン調の背面デザインに注目 |
↑背面のカメラは500万画素。本体背面上部にあるボタンは電源。ドックに挿して使う際に邪魔にならない位置。 |
さらに、『ATRIX』はドックと接続することで、PC的な使い方が可能なコンセプトを採用。たとえば、『HD Multimedia Dock』にはHDMIとUSB端子を装備。大画面テレビとキーボード、マウスを接続しておいて、ATRIXを HD Multimedia Dockに挿すとウェブデスクトップアプリケーションが起動し、メールやウェブブラウザー、動画の再生などPCと同じように端末を操作できるというワケ。
まるでPC・・・・・・でも画面出力はATRIXから! |
↑HD Multimedia Dockを使ってのデモンストレーション。普通にPCを使っているような軽快さでサクサク動いていた。 |
また、『Laptop Dock』は、一見ノートPCですが、本体にはCPUなどは装備しておらず、こちらも背面にATRAXを挿すして使用する仕組み。“心臓部はATRIX”というあたりがアツいのです。
ATRIXをノートPC化するドック |
↑ぱっと見は普通のノートPCだが、じつはATRIXのドック。画面の裏側を見ると・・・・・・ |
ノートPCのヒンジ後ろ部分に合体!? |
↑背面のヒンジ部分にコネクターがあり、そのままATRIXをさして使用する。このまま充電も可能。 |
NVIDIA Tegra 2デュアルコア1GHzの恩恵か、HD Multimedia Dock、 Laptop Dock どちらの動作でも重たいという印象はなく実にスムーズ。挿すドックによって使いかたが変わってくるという、超合金世代にドンピシャ、機動戦士ガンダムのコアブロックシステムを彷彿とさせるシステム。
XOOMとATRIX、どちらも単体で使用する以外の使い方にスポットを当てているのは印象に残ります。これが高性能スマートフォンの進化系になっていく・・・・・・のでしょうか?
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