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インテル6シリーズチップセット(Sandy Bridge)の最終結論!

2011年02月09日 21時33分更新

 2月8日、インテルはインテル6シリーズチップセットの不具合への対応策について情報を発表。2月下旬としていた、対策品のチップセットを前倒しの2月半ばに出荷するとし、また、今回の不具合の影響を受けないPCシステム構成で利用できるチップセットの出荷を開始した。

インテル6シリーズ最終結論!

 この不具合の影響を受けない構成とは、SATA3ポートのみを使用した製品のことだ。今回の不具合を簡単にまとめると、インテル“6シリーズチップセット”の4つあるSATA2ポートを使用すると、時間の経過とともに接続したHDDや光学ドライブの性能を低下させる可能性があるというもので、この問題となる4ポート以外の利用は問題ない。よってSATA3(6Gbps)のポートを使い続けるかぎりは大丈夫ということだ。

インテル コーポレーション、チップセット製品の設計上の問題への対応策を更新(インテルプレスリリース) 

インテル6シリーズ最終結論!

 1月に発売したマウスコンピューターの新製品『Lm-i740B』シリーズ。

インテル6シリーズ最終結論!

 編集部で借りたモデルは『Core i5-2400(3.1GHz)』を搭載していて、マザーボードはもちろんインテル6シリーズを利用。SATAポートは全部で6つあり、少し見にくいが写真右上の緑印①がSATA3(2つ)、②がSATA2(4つ)となる。SATA3にHDDが、SATA2に光学ドライブが接続されている。

インテル6シリーズ最終結論!

 この場合、①に光学ドライブを挿し替えれば、不具合の影響を受けることはない。同メーカーも交換対応の状況が整うまでの一時案として、以上の方法を推奨している。

インテル6シリーズ最終結論!

 また、同社はすでに製品を購入し、出荷待ちのユーザーに対して、不具合の影響を受けない構成、3台以上ドライブを搭載した製品についてはSATAカードを増設して出荷すると発表している。

インテル 6 シリーズ Express チップセットに関する情報と対応についてのお知らせ(マウスコンピューター)

インテル6シリーズ最終結論!

  こちらはガチ鈴木が購入したASUSTeK製マザーボードの『P8P67』、SATAポートが8つある。①がインテル製SATA3ポート(2つ)、②が問題のあるインテル製SATA2ポート(4つ)、③が外部チップ(Marvell 9120コントローラー)を利用したSATA3ポート(2つ)となる。

インテル6シリーズ最終結論!

 ガチ鈴木は、①のSATA3ポートに6Gbps対応SSDと光学ドライブを、②のSATA2にHDDを2台接続していたため、①と③に全ドライブを挿し替えなければならなかった。SATA3ポートはすべて埋まってしまったが、これで問題なく使えるようになった。余談だが給料が出たら、同じ6Gbps対応SSDを1台増設しRAID 0を組んでシステムで使おうと考えていたが、その場合、SATA3ポートのドライブをどれかひとつ外さないといけなくなる。

インテル6シリーズ最終結論!

  該当製品への対応については、ほぼすべてのマザーボードメーカー及び代理店が対応策を発表している。現状、不具合を解消した製品の出る時期がわからないため、交換などの対応の具体的な方法はどこもこれからのようだ。4月以降を予定しているため、しばらくは新しい情報は出てこない模様だが、交換対応の具体的な情報が出てきしだい、また報告する。

インテル6シリーズ最終結論!

 購入時のレシートや保証書の保管はもちろん、また製品パッケージにある代理店から出る情報も確認しておこう。

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