※このテキストは2010年10月に発売されたiPhone People誌面企画のために御回答いただいたメールインタビューの全文です。御回答の内容等は当時のものです。
※アプリの価格はAppStoreでお確かめください。
電車の中など、移動中のちょっとした時間にゲームをプレイするように、ちょっとした時間を見つけてアプリの開発を行う。今回、多くの開発者が口にしたように、「iPhoneの開発はやりやすい」ということなのだろうか。それを支援するようなアプリも登場している。
●SELF SELECTION
水面-MINAMO- |
App Storeはこちら→水面-MINAMO- Lite版はこちら→水面-MINAMO- Lite |
(C)trans.blue factory |
【1】このアプリを着想されたきっかけをお聞かせください。
開発者にとって、といっても特に業務系の開発者ですが、SQLは必要不可欠なんです。IT業界に入るとき、プログラミング言語の勉強は一生懸命しますが、SQLの勉強はプログラミング言語の次になってしまいます。しかしSQLはデータベース製品によって異なり、実際に開発現場にいると言語よりもSQLで苦労する人が多いんです。そのため時間が空いた時、iPhoneでSQLを学べるようにしたいと思い開発しました。
【2】このアプリを、ユーザーがどのようなシーンで使われることを想定されていますか?
SQLを少しでも学んで仕事に役立てたいと思っている人が、通勤中の電車の中などで思いついたSQLを実行してもらうことを想定しています。また仕事中でも開発環境が整っていないなど、試せる環境にないときでもiPhoneさえあればすぐに実行できます。またMacやPCの隣にiPhoneを置いて、忘れてしまったコマンドや関数をアプリ内にあるリファレンスで、調べながらSQLを構築するといったシーンも想定しています。
【3】同ジャンルのアプリと比較して、「ここが違う」というポイントがあればお聞かせください。
QLを実行するアプリは結構ありますが、データベース製品独自の関数を実行できるのは『水面-MINAMO-』だけだと思います。現在はOracleとSQLServerの独自関数を実行することが出来ます。また、編集したSQLをもちろん、SQLで抽出した結果も保存しておくことが可能なので、幾つかのSQLを実行し結果を比べてみるといった使い方も出来ます。
【4】アプリに関する今後のアップデート予定をお聞かせください。
まずは独自関数を処理できるデータベース製品を増やしていこうと考えています。また、現在処理できる独自関数は一部だけなんですが、今後はほとんどの関数が実行できるようにしたいと思っています。
水沫-MINAWA- |
水沫-MINAWA- : 文字コード比較&リファレンス |
(C)trans.blue factory |
【1】このアプリを着想されたきっかけをお聞かせください。
開発現場にいると、普段は文字コードというものをあまり意識しないのですが、突如、文字化け等でクリティカルな問題となって表面化することがあります。そんなとき文字コードを手軽に調べられるものが手元になく、iPhoneで調べられる事が出来たらと思い、このアプリを開発しました。
【2】このアプリを、ユーザーがどのようなシーンで使われることを想定されていますか?
「文字から文字コード」を、「文字コードから文字」を調べたい時に使用されることを想定しています。また作業中の空き時間などに、一覧やリファレンスを眺めて、文字コードを身近に感じてもらいたいと思います。
【3】同ジャンルのアプリと比較して、「ここが違う」というポイントがあればお聞かせください。
Unicodeの一覧を表示するようなアプリは他にもありますが、複数の文字コードの入力、表示が可能なアプリはありません。いくつかの文字コードを同時に表示することで、それぞれの文字コードの似ているところ、異なるところを視覚的に認識できるので、「この文字コードはこんな特徴があるんだ」というのが感覚としてつかめてくるのではないかと思います。
【4】アプリに関する今後のアップデート予定をお聞かせください。
選択できる文字コードを増やしたり、もっとリファレンスを充実させたいと考えています。
glimpse of the water world |
App Storeはこちら→glimpse of the water world |
(C)MarronChoco, trans.blue factory |
【1】このアプリを着想されたきっかけをお聞かせください。
僕は数年前にダイビングのライセンスをとったんですが、その時、目の前に広がる青い世界に感動し、そのままずっと潜っていたいとさえ思ったんです。意識がその世界に溶け込んでいくというか、圧倒されるというより凄い安らぐんです。でもその光景って、なかなか日常で味わえる人って少ないと思うんですよ。そのため、普段持っているiPhoneで、少しでもその感覚を味わってもらおうと思い開発しました。
【2】このアプリを、ユーザーがどのようなシーンで使われることを想定されていますか?
休憩中に何枚かお気に入りの写真を見たり、職場の机の片隅にiPhoneを置いて写真をスライドショーで表示させ、ふとした時に見てもらうことを想定しています。
【3】同ジャンルのアプリと比較して、「ここが違う」というポイントがあればお聞かせください。
海中写真には風景を撮ったものや、生き物を撮ったものなどがありますが、自分が気に入ったものだけを『お気に入り』として登録し、それだけをスライドショー出来る機能があります。また写真を撮ったダイバー(この人はウチのWebサイトやアプリ内の画像のデザインもやってもらってるんです)が、写真を撮った場所やそれに対するコメントも見ることが出来るので、海に潜れない人はそのコメントを見て潜ったときの思いを少しでも感じ取ることができたり、ダイバーの方は気に入った写真のポイントに実際に潜りに行くことも出来ます。
【4】アプリに関する今後のアップデート予定をお聞かせください。
なかなか潜っている最中に皆様に公開できるような写真を撮るのは難しいのですが、枚数を増やしていきたいです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります