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96ヵ国145種類のデバイスに搭載! 絶好調のAndroid責任者が来日

2011年02月01日 23時56分更新

  グーグルでAndroid のグローバルパートナーシップを統括するジョン・ラーゲリン氏が31日、六本木ヒルズの本社で発表を行ないました。

Androidの実績をアピール
Androidの実績をアピール
↑ラーゲリンさんは発表をすべて日本語で行なった。

  前半はAndroidの発展について。22社と協力し、96ヵ国で145のデバイスを販売していると、絶好調ぶりをアピール。同社は、Androidをオープンソースとして公開し、開発者が自由に“ソースコード”を利用できるようにし、メーカーにも無償で提供しています。その結果、各社が端末ごとにソフトウェアを開発するコストが軽減されているそう。

アンドロイドのマスコット
アンドロイドのマスコット
↑発表の会場に登場、サイズは1メートルほどだった。

 同社にとってもスマートホンを普及させるメリットは大きく、フィーチャーホンに対してスマホユーザーは約750倍のインターネットトラフックを生むというデータを示し、それらがGoogleへのトラフックに貢献すると語りました。

 いわゆる“ケータイ検索”に対して圧倒的なネット利用が増えるスマホのOSを“タダでも配る”ことによって普及させれば、結果的には広告などの収益につながる、という構造ですね。ラーゲリンさんは冗談半分に「ある日突然、Androidの画面が広告だらけになる、ということはありませんよ」ともコメントしていました。

ヴァージョン3.0にも言及
ヴァージョン3.0にも言及
↑CESで発表された“ハニカム”の動画も上映。

  後半は、Androidの今後について。ヴァージョン3.0の“ハニカム”に関しては、“マルチタスクを前提にしたフルタッチ操作のタブレット用OS”とし、小型端末向けのOSとフォークさせるかについては、明言を避けていました。

 また、「なぜ、正確な開発のロードマップを示さないのか?」という質問には、インターネットでイノベーションを起こすのと同じくらいのスピードで改善を続けたい、ということや、エンジニアが毎月どんどん新しいアイディアを付加してくることを挙げ、現状で綿密な計画を立て過ぎると進歩が遅くなる、という見解を示しました。

 注目のFeliCaに関しても、正式な展開予定は未定としながらも、発言からは日本以外の地域を含め普及をさせていきたい様子が感じられました。ラーゲリン氏は以前、ドコモでおサイフケータイ事業に携わっていたこともあるだけに、彼を抜擢したグーグルはおサイフケータイにかなり本気なのでは、と思えます。

 個人的には、ハニカムのナウでヤングがインターフェースにゾッコンなのでリリースが楽しみでなりません!

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