週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ジャンルレスな音、アート、映像の祭典 『HARAJUKU PERFORMANCE+2010』をレポート!

2011年01月05日 21時56分更新

ラフォーレミュージアム原宿にて12月22日、23日の2日間に渡り、パフォーマンスフェスティバル『HARAJUKU PERFORMANCE+2010』が開催。その様子をお伝えします!

トップバッターはOpen Reel Ensemble×Braun Tube Project。8台のブラウン管テレビと4台のテープリールが楽器としてステージにズラリと並べられ、エレクトリックな楽曲やノイズが溢れる楽曲が演奏されます。テレビから発生する有害電波を体を張って演奏しているとのことで、美と破の共存を演奏から感じました。

HARAJUKU PERFORMANCE+2010-Open Reel Ensemble×Braun Tube Project

続いては野宮真貴。バックのスクリーンには某サイトへのブラックジョークを流しながら黒のロングドレスに身を包み登場。『LOOKER』『living on video』などコンピューターをほうふつさせるフレーズが印象に残る楽曲を披露。また、80年代のテクノビートにアレンジされたKISSの『I was made for loving you』まで幅広い選曲で楽しませてくれました。
 

HARAJUKU PERFORMANCE+2010-野宮真貴氏

そして、銀色のトレーに載せられた動物の生の肺とともに山川冬樹がステージへ。人口呼吸器ピューリタン・ベネット7200Aに肺をつなぎ、稼働。ベネット7200Aが「人間の呼吸を助ける機会です。私が吹き込むのは命です。」と話しだす。そして美輪明宏氏の『よいとまけの歌』を歌いだし、場内は緊張に包まれます。ベネット7200Aが動きだし、天井からつるされているエレキギターを演奏するなど、機械が生きているのではないかと錯覚するほどのステージングに圧倒&感動。短い時間で生死についてまざまざと見せつけられた感がありました。個人的には鳥肌が立ちまくりの今回のベストアクトだったと思います。

HARAJUKU PERFORMANCE+2010-山川冬樹氏

続いてはAOKI takamasaが登場。強烈なビートでリズムを刻みながら且つミニマムに大きなうねりを音で構築。ビートで躍らせるテクはさすが!

HARAJUKU PERFORMANCE+2010-AOKI takamasa

そしてラストはHIFANA×Daito MANABE+Motoi ISHIBASHI。皮膚に触れると体に巻きつけてある電飾が光り、サウンドがでるパフォーマンスで冒頭観客を沸かせます。その後は彼らならではのサンプラーさばきでブレイクビーツを刻みまくり、会場は興奮の渦に!

HARAJUKU PERFORMANCE+2010-HIFANA×Daito MANABE+Motoi ISHIBASHI

23時にほどなく届くという時間帯までイベントは続き、あっという間の3時間半。これが2日間もつづくとは何とも贅沢! 毎年開催され、今回で4回目となるこのフェスティバル。ジャンルを超えて、今を表現するアーティストが一同に会すということで、また2011年の開催も楽しみでたまりません。気になった方は2011年の開催を今からチェック&心待ちしておいてはいかがでしょうか!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります