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どこより早い、2011年10大ニュース!

2011年01月01日 00時00分更新

 あけましておめでとうございます! 週刊アスキー総編集長の福岡です。ということで、新春スペシャル企画として、F岡が選ぶ2011年10大ニュースをお届けします。2010年じゃないッス。2011年。どこよりも早い今年の10大ニュース(妄想)です!
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2月 バレンタインデーが東京都改正青少年健全育成条例の適用により中止に!

 東京都の青少年健全育成に関する諮問会議において、バレンタインデーにチョコレートを誰からももらえなかった男子高校生が、まんが喫茶などでいわゆる「非実在系の女子」への過激なアプローチをする傾向にあることが報告された。報告を受けた石原都知事は「ニッポン人がやるような習慣じゃねえだろ、あんなもん」と発言。これにより、都立高校のすべてでバレンタインデーの自粛が申し渡された。チョコレート業界は都の今回の決定に対して反発を強めているが、一方、一部の若者の中には「リア充、いい気味」と石原知事の決断を熱狂的に支持する向きもある。

3月 アメリカ橋をサンディブッリジに名称変更

 かつて狩人の歌で知られたアメリカ橋がこの度、サンディブリッジに改称されることが決まった。老朽化が進んでいた同橋の建て替え費用を捻出するため、橋を管轄する渋谷区がネーミングライツ権をインテル社に売却。これにより、同社の製品名である「サンディブリッジ」が橋の新しい名前となることが決定した。狩人の歌を知るファンからは「アメリカ橋」の名前が消えることを惜しむ声が聞かれたが、地元の商店会では、これを契機にアキバ系の若者を多く呼び込みたいと前向きな姿勢を見せている。

4月 マイクロソフト元会長ビル・ゲイツに「イカ娘」萌え疑惑!?

 ビル・ゲイツが実は「イカ娘」のファンなのではないかという噂がネットを駆け回り、米Times誌がこれを記事にしたことから、事態がエスカレート、マイクロソフト社CEOスティーブ・バルマー氏が緊急に記者会見を開いてこれを否定するなど事態の沈静化に躍起となっている。コトの発端は、ゲイツ氏がブログ系メディアからの取材で語った「Yes, I get so(ゲソ)much money, but my car(maイカー) is like a ski (スキ)board.」とのコメントではないかと言われているが、詳細は不明のままだ。

5月 東京都「オタク特区」の概要が明らかに

 改正青少年健全育成条例施行後も苦情と抗議が連日押し寄せ、その対応に苦慮していた東京都は、懐柔策の一環として、「オタク特区」の構想を発表した。発表された指針によれば、秋葉原駅を中心とする半径2キロメートル以内を「健全非実在青少年育成特区」通称「オタク特区」として指定、このエリアでの同人活動を全面的に容認するとしている。これによる地域社会への影響は明らかにされいないが、オタク文化に詳しい識者によれば、経済効果は2000億円を下らないだろうとしている。

6月 アップルがiPhone5を発表!新機能はなんと「光学迷彩」

 米アップル社は、サンフランシスコでの開発者向け会議で、iPhone4の後継機となるiPhone5の概要を発表した。これによれば、CPUの性能が前モデルの2倍程度の性能となることや、バッテリーの持ち時間が20%改善されるという。が、なんといっても関係者を脅かせたのは、「光学迷彩」機能を搭載したことだ。この機能はアップル社の提供するクラウドサービス「MobileMe」の「Find iPhone」と併用。iPhoneを誤って紛失したときなどに、この機能を実行することで、iPhoneが周囲の色や模様を読み込んで、iPhoneのボディー全体に光学的な迷彩を施すことができる。迷彩を施したiPhoneは、周囲の色に溶け込んで、人の目ではほとんどその有無を判別できないという。アップル社のCEOであるスティーブ・ジョブズ氏は「これこそまさに魔法のようなデバイスだ」と語っている。

7月 日本政府、地デジ難民村を建設へ!

 地上デジタル放送への完全切り替えにより、全国で50万人に及ぶ、いわゆる「地デジ難民」が生まれたが、事態を重く見た日本政府は、東京お台場に「地デジ難民村」を建設する方向で調整に入った。菅首相は、「国民のみなさん全員が紅白歌合戦を見られるようにすることが政治家の務め」と胸を張ったが、野党からは「新たなバラ蒔きだ」と厳しい声が相次いでいる。

8月 初音ミク4歳の誕生日に「喫煙」スキャンダル報道

 8月31日の初音ミク聖誕祭を前に、初音ミクが喫煙しているようにも見える画像を、8月29日発売の写真週刊誌が掲載・報道した。初音ミクは設定上の年齢が16歳であり、喫煙は当然違法行為。事実であれば、ボカロファンだけでなく、多くの音楽関係者に衝撃を与えることは確実だ。今回の報道に対し、初音ミクの生みの親とされるクリプトンフューチャーメディア社は、「雑誌を見ていないのでコメントできない」としている。初音ミクファンのひとりは「今回の件は、ボーカロイドが進化していく中で起きた事件。謙虚に受けとめたい」と語っていた。

10月 鏡音レン、七五三参拝(?)で明治神宮にファン殺到!

 鏡音家の長男で、「イケ恋歌」などのヒット曲で知られる鏡音レンくん(設定14歳)が、発売日からの数え年が5歳になるということから、明治神宮に七五三の参拝に訪れるのではないかという噂がネットで流布され、連日、ファンの若い女性が東京・原宿の明治神宮に多数押しかける事態となっている。過去に、バーチャルアイドルが玉砂利の上を歩いた前例はなく、科学の世界でもその動向に熱い視線を送っている。レンくんが実際に参拝するかどうかは不明だが、千歳飴を製造販売する企業の中には、レンくんをイラストに用いた「限定千歳飴れんれんにしてやんよ」を売り出すなど、周囲は盛り上がりを見せている。

11月 紅白歌合戦の司会者決定!今年はHRP-4C 未夢(改)とPaPeRo (パペロ)

 NHKは、今年の紅白歌合戦の司会者を発表した。紅組の司会者にはなんと、歌って踊れるロボット、HRP-4C 未夢(改)、同じく白組にはPaPeRo (パペロ)が選ばれた。彼ら二人(2台?)の掛け合いを基本に番組は進行する。これは、日本のロボット技術を世界に見せつけたいとする民主党政権の肝いりで実現したもの。国土交通省系の独立行政法人「お掃除事業団」の事業仕分けの際に蓮舫議員が語ったとされる「ロボットじゃダメなんですか?」発言とは無関係という。果たしてロボットに司会が務まるのか、日本の技術力が問われる大晦日になりそうだ。

12月 週刊アスキー14周年号はマイクロチップ製造器同梱!

 週刊アスキーは同誌の14周年記念号に、世界でも初めての試みとして、マイクロチップ製造器を付録として同梱した。製造器は、高さ1.6メートル、幅1メートルと、雑誌の付録としては異例の大きさ。また重さは約600キログラムと、こちらも過去最大級となっている。大手の書店では、売り場を拡大するなどして対応にあたっているが、コンビニや駅売店などでは「棚に並べられない」など、若干のトラブルが発生している模様。が、読者の反応は概ね好評で、次は「クリーンルームもせっかくなのでつけて欲しい」という声も上がっている。同誌編集人のF岡俊弘氏(設定54歳)によれば、「CGMの波はすでに半導体レベルにまで及んでいる。これからは誰もがCPUを作れる時代に変わっていくだろう」とコメントしている。

 
 以上、F岡がお届けしました。あ、あとひとつ。明日(1月2日)オンエアーのDanny Choo氏の番組にワタクシ出ておりますので、是非ご覧いただけましたらと☆ みなさま、2011年もよろしくお願いします!

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