12月12日に、テレバイダー・エンタテインメントがiPad用の絵本アプリ『カケルブック』をApp Storeにて発売した。童話『シンデレラ』をテーマにした絵本アプリで、価格は800円。電子絵本だけあって、ページのイラストが動いたり、読み上げ機能が付いてたりと見所が満載だ。同日、東京・銀座にあるアップルの直営店、Apple Store Ginzaにて開かれた体験イベントの模様をレポートする。
絵本アプリ『カケルブック』の体験イベント。日本語の読み聞かせを担当した、女優の野際陽子さんも来場していた。
日曜日だったこともあって、多数の親子連れがイベントに参加していた。
野際陽子さんは「絵本のナレーションは未経験。『ゲゲゲの女房』はありましたけどね」と語って笑いを誘っていた。
最大の特徴は、自分で書いた絵が動くということ。『シンデレラ』は、お城の舞踏会にいくために、魔女の魔法をかけられてドレスを身にまとう。その変身後の姿を子供に描いてもらえば、それが絵本に登場するようになる。
iPadのセンサーをフル活用しているのも面白い。先のシンデレラに魔法をかけるシーンも、画面の彼女をタッチして変身させる。鳥を指でドラッグすると動いて鳴いたり、端末を傾けて馬車を走らせてシンデレラをお城に運んだりと、随所にアイデアが盛り込まれている。
イラストは、玉田侑子さんが担当。(C)カケルブック・パートナーズ
ペンの太さや色を選んでシンデレラの絵を描ける。(C)カケルブック・パートナーズ
音声、字幕ともに日本語/英語を用意。日本語ナレーションは、野際さんが担当しており、キャラクターの声も1人で当てている。会場では「意地悪な継母とかおばあさんとかはこの声で大丈夫なんですが、シンデレラは若くてかわいい声を出さなきゃならなかったので大変だった。また機会がありましたら、トレーニングしていい声を出せるようにしたい。おばあさんは自信あるんですけどね(笑)」とコメントしていた。
体験会では、会場に来ていた子供に描いてもらった絵を発表していた。野際さんは「黒柳徹子さんみたい」「ピカソみたい」と子供たちの絵を評する。
イラストを担当した玉田さんも、会場で実際に絵を描いて披露。さすが本職! 野際さんは「ちょっと太めなのね」とコメントしていた。
こんな楽しい絵本なら、子供が夢中になってくれること間違いなしですね。
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