初代の発売から25年。四半世紀にわたり、日本語を守り続けてきたワープロソフト『一太郎』の最新バージョン『一太郎2011 創』が2011年2月10日に発売される。今回から製品名に、バージョンを表わす発売年に加えて、そのバージョンを最もよく表わす一文字が加わることになった。“創”とは新たなる創世、“一太郎、第二章”という思いが込められている。
パッケージの題字を担当したのは、龍馬伝やAPEC Japan2010の題字もつとめた書道家の紫舟さん。四半世紀の歴史と次の世代をつくり出そうとすることからイメージし作成。線中の白い余白が自由さを、線をしっかり書くことにより、力強さや品格を表現したという。
一太郎2011は、インターフェースを一新し木目調のデザインを採用。書斎机で文書を書いている空間をイメージした。また、プラグインシステム“ソプラ”はツイッターやEvernoteなどのウェブサービス、ポメラなどのガジェットに対応する。そのほか、PDFでの保存ができるなど、機能強化がはかられた。
続いて発表になったのが、日本語入力ソフト『ATOK 2011 for Windows』。入力のクセを見抜いて自動補正してくれる機能がかなり便利そう。たとえば、“確認しました”という文字を打とうとして“かくにんしまsた”としてしまうことはよくあるが(実話)、過去に入力したことがあれば、タイプミスも“確認しました”としっかり変換できる。また、“おまかせキーワードチャージャー”は、使っているRSSの内容から、定期的にキーワードを抽出し、変換の推測候補として登録してくれる。これで新しい話題の言葉の変換も安心だ。
発表会の最後には、ジャストシステムのイメージキャラクターを務める加藤あいさんがスペシャルゲストとして登場。
『一太郎2011 創 プレミアム』以上に収録される音声読み上げソフト“詠太(えいた)”が加藤さんへの質問を読み上げた。その抑揚のなめらかさには加藤さんも驚いていたぞ。
長いセリフの台本は、ひたすら本を読む。たくさん詰め込んでの一気に覚える一夜漬けタイプとのこと。演じたあとはすぐに忘れてしまうんだとか。
ラインアップはこちら
一太郎2011 創 | 2万1000円 |
一太郎2011 創 プレミアム | 2万6250円 |
一太郎2011 創 スーパープレミアム | 3万4650円 |
一太郎ポータブル with oreplug | 1万2768円 |
花子2011 | 1万290円 |
ATOK 2011 for Windows [ベーシック] | 通常版8400円 |
ATOK 2011 for Windows [プレミアム] | 通常版1万2600円 |
2011年2月10(木)発売
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります