週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

『Mashup Awards 6』授賞式開催!最優秀賞は『育児日記 EmiriSystem』

 12月4日(土)、日本最大のウェブサービスのコンテスト『Mashup Awards 6』の授賞式が有明・TFTホールで開催された。ASCII.jpのウェブ・プロフェッショナルも協力企業として参加し、週アスで連載している広瀬香美さんも特別審査員としていらっしゃるということで、早速行ってみた。

MA6
協賛、協力企業、メディアスポンサーが多数参加したこのMashup Awards 6。賞の数は全部で86にも及ぶ。

 『Mashup Awards 6』は、今年で6回目。企業から公開されたAPIを利用して、さまざまなウェブサービスや技術を開発してもらい作品を募集するもの。今年の総応募数は過去最大の544作品となった。
 最優秀賞には賞金100万円、優秀賞は4人各10万円のほか、テーマ賞や協力企業賞などたくさんの賞が用意されており、授賞式は2時間にもおよんだ。

MA6
授賞式の前には、ノミネート作品5人のプレゼンが行なわれた。この5人の中から最優秀賞1人が決まる。

 最優秀賞に輝いたのは、写真や動画をカレンダーで管理できる日記システム『育児日記 EmiriSystem』(上田 哲郎 作)。PC、ケータイ、スマホからアクセスでき、デジタルフォトフレームやテレビでの出力が可能。また、ほかのアルバムサイトやプリントサービスとの連携など、子どもの成長記録を存分に楽しめる機能が満載のサービスだ。
 ちなみに作品名の“Emiri”は、作者の上田さんのお嬢さんの名前。「わが子の写真をいつでもどこでも見て幸せな気分に浸りたい。そして、いつまでも残したい」という、つくり手の熱い思いと実用性が決め手となったようだ。
 優秀賞は、位置情報を利用した陣取りゲーム『テリトリ』(テリトリチーム作)、ペアリング登録した相手の居場所がわかるiPhoneアプリ『安心レーダー』(面白法人カヤック 作)、ツイッターアカウントで動画入りのチャットルームを開設できる『ツイッチャ』(クロスフェーダー作)、クローゼットの洋服をWebで管理する『Tga Tansu』(tsuka_pan&sgss 作)の4作品。
 

MA6
最優秀賞の上田さんには賞金100万円が。優秀賞4人の方にも10万円が授与された。

 そのほか、66の協力企業賞と12のテーマ賞が発表され、協力企業賞には盾と各社からの副賞、テーマ賞には賞金10万円が贈られた。ASCII.jpのウェブ・プロフェッショナルも『グッドネーミング賞』として、『もし進路希望調査に「 」と書いた高校生がCiNiiの『論文』を読んだら』に授与した。各受賞作品に関しては、MA6のツイッター公式アカウントあたりを見ればわかるので、そちらを参照してね。
 

MA6
『もし進路希望調査に「 」と書いた高校生がCiNiiの『論文』を読んだら』とは、簡単に言うと、論文検索サービス。

 また、今回からは特別審査員として経済評論家の勝間和代さん、プログラマーの小飼弾さん、歌手の広瀬香美さんが参加し、各審査員からの特別賞が贈呈された。
 勝間和代さんの選んだ『勝間和代の人生戦略賞』受賞作は、ソーシャルTODOサービス『ヤルキダス』(Open Innovation Lab 作)。周囲に“やること”を宣言/結果報告することでモチベーションがあがるという、いかにも勝間さん好みのアプリ。
 

MA6
勝間和代さんの副賞は、過去3年間に出版されたご自身の著書全部。たくさん出されてます。

 小飼さんの『404 API Not Found賞』受賞作は、プログラミングコードを共有できるメモツール『オンラインコード共有ツール』(横山 彰子 作)。地味ながらも、これぞマッシュアップの本髄といえる実用的で便利なツールだ。
 

MA6
プログラマーの小飼弾さんの審査員特別賞は横山さんのオンラインコード共有ツール。

 広瀬香美さんの『Smile music Application賞』には、GoogleのOpenSocialコンテナを利用したウェブデスクトップ『gadgetOS』(伊藤 淳一 作)が受賞。発表に続いて、広瀬さんからの副賞として、今回APIとして音楽データが提供された『Friday Call me』と、クリスマスソングの『DEAR』の生弾き語りがプレゼントされ、会場は大いに盛り上がった。

MA6
審査員特別賞として広瀬さんも参加。最近はこういうイベントにもひっぱりだこです。
MA6
受賞した伊藤さんは広瀬さんの肩に手をかけ記念撮影。突然のことで広瀬さんはびっくり。

 広瀬さんの弾き語りは何度聴いても感動するね。まだ生歌を聴いたことがない人は、この冬行なわれるコンサートやディナーショーへぜひ足を運んでね。
 

MA6
最後に弾き語りを披露。受賞者の小林さんに正面へ座ってもらいDEARを熱唱した。

■関連サイト
公式サイト『Mashup Award 6

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります