Facebook上で提供され、世界で5400万人ものアクティブユーザー数を誇るソーシャルゲームの巨人『Farm Village』が、遂に日本ででも『ファームビレッジ』としてサービスを開始した。運営は、日本法人であるジンガジャパンで、基本料金無料のアイテム課金制として携帯電話向けmixiアプリとして提供する。
12月1日には、『ファームビレッジ』の日本版の発表に合わせて、記者向けの発表会が開催された。発表会にはジンガジャパンの代表取締役であるロバート・ゴールドバーグ氏と、ジンガジャパンへの出資を行っているソフトバンクモバイルの孫正義社長、そしてプラットフォームとしてサービスを提供するミクシィの笠原健治社長が登場した。
ジンガジャパン 代表取締役のロバート・ゴールドバーグ氏。「ジンガのゲームは、ゲーム性よりもソーシャルを重視して製作している」とし、「世界をゲームでつなげる!」とソーシャルゲームの可能性を大きく語った。
ジンガは世界中でサービスを提供し、ワールドワイドな開発環境も持っている。
毎月、世界のインターネット人口の10パーセントが、ジンガのゲームをプレーしており、モバゲーの18倍ちかいユーザーにサービス提供している。
また、『Farm Village』の月間訪問数と、『スーパーマリオブラザーズ』などの人気ゲームと売上本数を比較。モバゲーの『怪盗ロワイヤル』の月間訪問数の比較も紹介された。
ソフトバンク孫社長は、「Facebookのトラフィックの3分の1はジンガがたたき出している」とし、「ジンガを得たものがトラフィックとユーザーを得る。そのジェンガを日本ではソフトバンクがいっしょに仲間として頑張っていく」と、ジンガジャパンとの関係性を強くアピール。
ミクシィの笠原氏は、「ジンガのソーシャル性を大事にしている方向性は、弊社のコンセプトと合致している。今後も次々にアプリが出ると聞き、楽しみにしている」とし、自身も『ファームビレッジ』にハマっていることも紹介。
野菜のかぶり物を着け、「こんなの初めて(笑)」を満足そうに笑うソフトバンク孫社長。
『ファームビレッジ』は、『FarmVille』をベースに新たに開発された日本版。マイミクの管理する畑をお手伝いすることもできる。
『ファームビレッジ』は、世界最大規模のヒット作だが、mixiアプリには同ジャンルのゲームも既に存在し人気を博している。この件に関して、ジンガジャパン ジェネラルマネージャーの山田進太郎氏は、「アメリカでも似たような状況からスタートしており、ゲーム性、ソーシャル性が強ければ、十分に打ち勝っていくだろう」と質疑応答で答えていた。世界中を“とりこ”にしたソーシャルゲームの巨人の動向は要チェックです!
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