カーナビ代わりになるiPhoneアプリに惚れた！

『navico 全国詳細地図版』
バージョン：1.1.1
App Store価格：6000円
（バージョンと価格は記事掲載時のものです）

　ウチのクルマはオンボロすぎて、カーナビはおろかカーステすら搭載できない。普段のレジャーに加え、年末年始の帰省もあるし、iPhoneがカーナビになったらいいなぁ……って夢をかなえてくれたのが『navico 全国詳細地図版』（以下、navico）だ！

ルート上のポイントは拡大表示してナビする

　地図の回転やオートリルート、地点登録といったカーナビの基本を網羅するのはもちろん、とにかく分かりやすかったのが、交差点や車線を大きく表示するところ。

　交差点にさしかかると、残距離とともに体温計の水銀みたいなバーが右上に表われる。さらに接近するとバーがみるみると縮んで行くので、どこを曲がるのかを感覚的に把握できる。ナビ専用機ではあって当然の機能だけど、iPhoneでここまでできれば御の字！

　ちなみに画面の配色は、昼間と夜間とで自動的に切り替わる。夜、周囲が暗くてもルートはクッキリよく見えるよ。

バックで流すiPodアプリも操作可能

　他のアプリへ切り替えることなくiPod アプリの曲を操作したり、今の状況をTwitterへつぶやけるところが便利というか楽しい。つぶやきは3種類しかないので、今後のアップデートで任意のフレーズを追加できるようになるといいな。ちなみに自宅の場所を登録しておくと、ワンタッチで自宅への帰路を検索できる機能もあり。周辺の天気予報も表示できるなど細かいところも気が利いている。

目的地検索は複数あるので上手に使いたい

　目的地の探し方はキーワードや住所のほか、iPhoneの連絡先から引用できるなどさまざま。地図を軽くタップし、ポップアップメニューから指定する方法も覚えておくと便利。

iPadでも使ってみた！　※2倍表示しています

　navicoはGPS搭載のiPad 3Gでも使える。ただ、高解像度に対応していないので、一覧性はご覧のとおりiPhoneとほぼ同じ。

　画面上部のアイコンをよーく見てもらうと分かるように、このiPad 3Gはオフライン。そう、navicoは地図データを本体に保存してるので、ケータイの電波が届かない圏外で頼りになる！

　残念なのは音声案内が貧弱なところ。踏み切りや合流注意もいいけど、交差点名を読み上げてくれたらいいのにね。

　また、渋滞情報がリアルタイムじゃないのも痛い。全国31都道府県を収録した“ぬけみちマップ”に基づくんだけど、案内どおりに走ったら渋滞していた、なんてこともある。オフライン対応とのトレードオフで仕方ない面もあるけど、このあたりが改善されたら一段と強力になりそうだね！

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『navico 全国詳細地図版』
App Store価格：6000円
（価格は記事掲載時点のものです）
(c) WAC.com Inc
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