KORGから11月9日、新しいiPad用アプリがリリースされました。これは1978年発売のアナログシンセサイザー『MS-20』をiPad用に完全再現したもの。『iELECTRIBE』でiPadを新たな電子楽器として印象づけたKORGが今度はアナログシンセサイザーアプリ『KORG iMS-20』で旋風を巻き起こしてくれそうです。
早速ダウンロードして使ってみました。まずは重厚なブラックのインターフェースにノックアウト。触る前からドキドキ。個人的にはKORGの製品はカラーバリエーションが豊富で目に鮮やかというイメージだったので、ブラック1色は逆に新鮮な感じがしますね。
最大の特長であるパッチ・ジャック(黄色のコード)を結線してみると、音が変化するのをダイレクトに感じることができました。小さい画面じゃつなぎにくいよという方は“KORG”や“VOLTAGE CONTROLLED AMPLIFIER”マークをダブルタップすると拡大できます。拡大するとキーボードが消えてしまいますが、上部の“CONTROLLERS”→“KEYBOARD”をタップすれば表示されるので、音を確認しながら作業ができて便利です。“PATCH PANEL”と“CONTROL PANEL”は右下のボタンひとつで行き来るので、ノブでグリグリしつつ、結線をパターンいろいろ試して音を完成させます。
シンセの音ができあがったら、次はドラム。“DRUM1”から“DRUM6”まで全部で6つのパッドがあり、それぞれ“Preset Browser”などを使って音色を変えることができます。個人的に“SE2”がファミコンっぽくて好き♪
今回のアプリは実機とは異なる部分もあり、その一番の目玉が『KAOSS PAD』です。RとLの2台搭載で、それぞれ“GATE”“PITCH”、“PARAM1”“PARAM2”と役割が違います。とはいえ、初心者でも触っているだけで音が変化していくので楽しめる機能ですね。“Scale Type”も“Dorian”や“Ryukyu”など25種類用意しています。
ちなみに音をつくるだけではなく、内蔵の楽曲とセッションも可能です。左上の“BROWSER”をタップするとDenkitribe氏を始めとする方々の楽曲が表示されます。選択するだけで曲が流れ始めるのであとは自分流にセッションすればオーケー。
なお、制作した楽曲は音楽配信サイト『SoundCloud』で公開、共有ができますよ!
今回ご紹介した機能はその一部、ぜひ自分自身でアプリに触れて、音楽制作の楽しみを思う存分味うことをオススメします♪
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