昨日発表されたアンドロイド2.2搭載スマホに加えて、高速なデータ通信サービス“ULTRA SPEED”を開始することも発表しました。11年2月下旬以降開始予定で、通信を2つ束ねるDC-HSDPAを利用し、速度は下り最大42Mbpsと現状では最速クラス。気になるドコモのXi(クロッシィ)に先手を打つ形での発表でしたが、正直なところ、筆者は「このままで大丈夫なのか?」という不安を覚えました。
孫正義社長は「ドコモのXiより広くて速い」と自信をのぞかせた。確かに、37.5Mbps(一部屋内では75Mbps)で始まるXiより高速だ。
気になる人口カバー率も、11年6月には約60パーセントのカバー率を達成し、年度末に20パーセントのドコモを引き離す。ドコモがこのまま何もしないとは思えないが……。
ここまで見ると、ULTRA SPEED優位のように見えるケド……。
Xiの規格である“LTE”は周波数の効率がよく速度の“伸びしろ”があるといわれています。事実、LTEは一部の屋内では75MbpsとULTRA SPEEDよりはるかに高速。さらに、新たな周波数を獲得できればより高速化できます。世界的に見てもLTEのほうが優勢との見方が強いです。
このままでは、ドコモのXiが登場した際にはきびしい戦いになりそう。
さらなる“策”があるのかどうか、要注目です!!
●ULTRA SPEED対応機種
・SoftBank 005HW |
↑サイズ/重量は約84(W)×28(D)×14(H)mm/約35g(暫定値) 。Huawei製。 |
・SoftBank 007Z(モバイルWi-Fiルーター) |
↑サイズ/重量は約100(W)×54(D)×14(H)mm/約35g(暫定値) 。ZTE製。 |
・SoftBank 004Z(法人向け) |
↑サイズ/重量は約87(W)×27(D)×14(H)mm/約35g(暫定値) 。ZTE製。 |
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