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よくぞここまで集めました! 30周年を迎えた『パックマン展 ─80's to 10's ゲーム&カルチャー』開催

2010年10月04日 15時54分更新

 オリジナルの発売された1980年から2010年までの世界中のパックマンが集結! ゲーム展示以外にも、当時の企画書や関連商品、アメリカで放送されていたテレビアニメーションに、パックマンをモチーフにしたアート展示など、盛りだくさんの内容でした。

パックマン展

 最初に発売された“PUCK-MAN”表記の日本版と、“PAC-MAN”の表記に変更され発売した北米版が並べて設置され、来場者を出迎えてくれる。

パックマン展

 ゲーム展示スペースには、古今東西のパックマンが集結。年代ごとに並べられ、実際にプレー可能。カーナビに採用された『パックマン』など超レア。

パックマン展

 AppleⅡ版などは操作はできないが、実機を動作させてデモを行なった。ほかにもPC-6001やX6800など、パソコンの名機も数多く展示している。

パックマン展

 パックマンとピンボールを融合させた『BABY PAC-MAN』。海外制作タイトルのため、日本ではかなり珍しいタイトル。

パックマン展

 パックマン開発当時の企画書から、海外で発売されたキャラクター商品、そして世界一売れたアーケードゲームとしてのギネス記録の認定書など、パックマンに関する貴重な資料も公開。

パックマン展
パックマン展

 顕微鏡をのぞいてプレーする“顕微鏡パックマン”と、画面の一部を拡大した状態で遊ぶ“近視眼的パックマン”のアート作品も展示されている。

パックマン展

 開催前日の10月1日にはオープニングセレモニーが行なわれ、パックマンの開発者である岩谷徹氏(写真中央)や、企画監修のサイトウ・アキヒロ氏(写真右)、ディレクション担当の伊藤ガビン氏(写真左)が登場。

 岩谷氏自身も、「よくこれだけ集めたなと会場に入った瞬間、奇跡が起きたんじゃないかと思った」と展示内容に驚いていた。
 

パックマン展

 10月2日には、『パックマン』の岩谷徹氏と『塊魂』の高橋慶太氏による、トークショーを開催。岩谷氏からは、ファミコン版『源平討魔伝』や超能力を開発するファミコンソフト『マインドシーカー』の貴重な資料が公開され、高橋氏からも自宅にあるアート作品や『塊魂』の企画書などが紹介された。

パックマン展

 10月3日には、ナムコの初期の名作に数多く携わった伝説のドット絵師“Mr.ドットマン”のトークイベントも開催。以前から銭湯のタイル画に興味があり、それがドット絵師としての原点であることや、『パックマン』や『ゼビウス』などの往年の名作の開発秘話などを披露。また、パックマン30周年を記念するバースデーパーティーのドット絵も紹介した。

 パックマン展は、10月11日(月・祝日)まで開催、入場料は無料! 週末の3連休には毎日イベントも開催される。見るだけでなく“遊べる”展示会なので、ゲームファンだけでなくパソコンファンにもぜひ☆

■「パックマン──80's to 10's ゲーム&カルチャー」公式ページ
http://pacman.com/ja/exhibition/

■イベント日程
・10月9日(土) 15:00~16:00
講演 『パックマンから考える新しいコンテンツのビジネスモデル』
細井浩一(立命館大学映像学部教授)

・10月10日(日) 15:00~16:00
トークショー 『高井商会・高井社長のアーケードゲーム商売繁盛記』
高井一美(高井商会 社長)
おにたま
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)

・10月11日(月・祝) 15:00~16:00
学術座談会『イノベーションという視点から見たパックマン』
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
中村彰憲(立命館大学映像学部准教授)
おにたま

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