21年ぶり専用筐体を引っ提げ、名作シューティング『ダライアス』の最新作『ダライアスバースト アナザークロニクル』が、21年ぶり専用筐体でこの冬、ゲームセンターに登場! タイトーAM事業本部AM開発統括部の針谷真氏に、復活の経緯や新作の魅力を聞いた。
――21年ぶりに大画面の専用筐体が復活したきっかけは?
最新作は30~40代をメインターゲットに設定しており、「昔はゲームセンターでよく遊んでいたけれど、最近はそうでもない」という人にアピールしたいと考えています。その人たちがよくゲーセンで遊んでいた時期は、まさにシューティングゲームが華やかかりしころ。弊社のゲームタイトルの中で「その時代を過ごしたプレーヤーたちの心に一番刺さるタイトルは何か?」と考え、『ダライアス』が選ばれました。
『ダライアス』を語るうえで外せないポイントは、やはり大画面の専用筐体。もちろん通常画面の形式でリリースする案もありましたが、改めてゲームセンターに来てもらうのなら、やはり“専用筐体”は外せないだろうと。グラフィックだけなら最新の家庭用ゲーム機でもほとんど変わらないですから、2画面連結の大画面や重低音を体感できるボディソニック内蔵のベンチシートを備える筐体でこそゲームセンターならではの魅力が味わえると思います。
――筐体以外の注目ポイントは?
シューティングゲームはひとりで集中してスコアーを狙うユーザーが多いのですが、最新作では多くの人に楽しんでもらいたいと考え、初めて4人同時プレーを採用しました。多人数でプレーすると敵は少し強くなりますが、ひとるよりはクリアーしやすいはずです。また、新兵器のバーストユニットが発射するビームを重ねてより強力な攻撃ができる“バーストリンク”で、協力プレーも可能です。仲間と一緒にわいわい楽しんでいただければと思います。
さらに、新モードとして“クロニクルモード”を追加しました。これは、ミッションをクリアーしてエリアを開放すると、遊べるエリアが拡大していくという、やりこみ要素の強いモードです。さまざまなステージ構成があり、中にはボスのみと戦うステージもあります。エリア数はいっぱいあるので、どんどんプレーしてみてください。
――『ダライアス』のもうひとつの魅力に、魚類をモチーフにした巨大戦艦(いわゆるボスキャラ)がありますが、最新作には何体出てきますか?
オリジナルモードは全12ステージなので全12体と出現しますが、クロニクルモードではそれ以外のバリエーションも登場します。正確な数は言えませんが、とにかくたくさんのボスキャラが登場します。ぜひ探してみてください。
針谷プロデューサー |
↑アミューズメントマシンショーで新作の説明をする針谷氏。 |
ちなみに、針谷氏自身も初代『ダライアス』の大ファンで、ある意味では“自分の趣味”で今作に携わった側面もあったとかなかったとか。ゲームセンターが絶好調だった時代を知る針谷氏が最後に語った「これで、少しでもゲームセンターが活気づけばうれしいですね」という言葉は、とても印象的に感じたのだった。
ゲームの詳細は、10 月5日(火)発売の本誌『ハイテク 超 ゲームマシン』特集に掲載しております!
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