パナソニックのカーナビといえば『ストラーダ』シリーズだが、10月8日発売予定の新たに投入されるPNDは、その名も『旅ナビ』。なんと、旅ガイド本としては定番の、昭文社『MAPPLEガイド』のデータ約100冊ぶんも収録しているのだ。
私もそうだが、これまで旅へ行く前に行き先のガイド本をその都度買っていた人は、このナビをもっていればそんな必要はなくなる、ありがたい代物である。
ガイド本を100冊ぶん収録した『旅ナビ』。ガイド本を選択するときは横画面のみ。 |
調べによると、旅行へ行く頻度は年齢が高いほど多く、50代以上がかなり多いそうだ。そんな人たちをターゲットにしたのか、5インチサイズ(480W×272Hmm)のTFT液晶は文字も大きく結構見やすい。重さも249グラムと比較的軽く、手のひらに収まるサイズ。内蔵センサーにより、縦・横表示が自動で切り替わる。
ただタッチパネルを採用しているが、静電式ではなく感圧式。操作方法も従来のナビを踏襲しているので、iPhoneなどの操作感覚に慣れた人には、最初は戸惑うかもしれない。
いつも、カーナビの新製品が出るたびに思うし、メーカーの人にも言っているのだが、iPhone的な操作は時代の流れだし、旧来のカーナビ操作体系を脱却してくれたらと切に願うわけで。
縦でも横でも使える。個人的には縦の方が上方向が広いので、地図が見やすかった。 |
手のひらサイズの152(W)×18.5(D)×92(H)。249グラムは持っていて疲れない重さ。 |
利用法としては、まずガイド本を選択。行きたい場所を探して、行く順番を指定すると、そのルートを案内してくれる。もちろん、周辺スポットの検索も可能。写真付きで紹介されるのでとても分かりやすい。動作はメモリーナビらしく、スクロールもスムーズ。スポットの表示も1、2秒で表示された。
また、ナビとしては珍しくカメラ機能を搭載。旅先の思い出を撮影して残すだけでなく、“何これカメラ”機能で撮影した場所(GPS)と方向(電子コンパス)を元に、写したものが何なのかの情報が表示されたりする。
さらに、“街並みスコープ”機能で、ディスプレーに映った方角に、地名や施設名、ランドマークなどを重ね合わせて表示させる機能もついている。
旅先で使うことを重視しているので、基本的には歩いて利用するが、車載キットも別途発売されるので、車での利用も可能だ。ちゃんとモードも“歩行”モードと“カーナビ”モードに分かれている。
旅を楽しむアイテムとしては、“あり”なコンセプト。
予想実売価格は6万円前後。ワンセグも内蔵しているし、動画も音楽も視聴できて、ガイド本が100冊もついてくると思えば、結構お安いんじゃないでしょうか?
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