『筆談パット』
バージョン:1.1.1
App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
この間、うっかり夏風邪をひいちゃってね。ノドがヒリヒリ痛くて、しゃべることすらママならなかった。「アプリでどうにかできないかなー」と探してたときに(ていう発想が変?)、たまたま見つけたのが、この『筆談パット』というアプリ。
目の前にいる相手と、iPadを介して筆談ができるだけの超シンプルなアプリなんだけど、その分とっても実用的だ!
向かい合った人との筆談に最適のアプリ |
筆談パットの最大のポイントは、対面式になっていること。入力エリア兼表示エリアが、自分側と相手側に分かれているので、iPadをクルリと回転させるひと手間が省ける。
もちろん、リアルな紙やペン、消しゴムのほか、ペンのやり取りも不要。書いた内容はワンタッチでクリアできるので、お互いイライラすることもなく、きわめて合理的なのだ!
で、以下は筆者の体験にもとづく実話。
ある乗り換え駅で、出口の場所がよく分からなかったので、駅員さんに聞いてみようとiPadを取り出し、筆談パットを起動。駅員さんに差し出した。
最初は怪訝な顔をされたけど、すかさずiPadを指差し、“ここに指で文字を書いてください”という部分を見てもらう。すると駅員さんは、なんとなく納得した様子で軽くうなづいてくれた。
3番出口へ向かいたかったのでそのように書く。
書く→回転→読む、という手順が一瞬で済む |
今度は駅員さんが道順を書いて、出口の場所を教えてくれた! 画面を回転させる必要がないので、書いた内容がすぐに伝わる。初対面の人とスムーズにコミュニケーションがとれるって、うれしいもんだね。ありがとう、駅員さん! サンクス、筆談パット!
縦画面でもOK! 10本指で書いてもOK! |
ちなみに、画面はタテ向きでも使用可能。真ん中の“×”をタップするとワンタッチで内容をクリアできますよ。滅多に使わないかもしれないけど、マルチタッチにも対応していて、同時に10本指で書けるところまでは確認したよ。
イラストなら微妙なニュアンスも伝えやすい |
文字だけじゃなく、イラストを描いてもオーケー。ジェスチャーだけじゃ伝わりにくいことも正確に伝わるので、ノドが痛くてしゃべられなくても、細かい指示が出せますな。青が自分、赤が相手と(手前に書くか向こうに書くかで色が異なる)、どちらが書いた内容なのか、ひと目で見分けられるのも便利。
個人的には入力エリアがもう少し広いと書きやすいと思うけど、すばやく意思疎通をするには今のままの方が使いやすいかな。とにかくしゃべるのがツライときは必携だ!
『筆談パット』
App Store価格:無料
(価格は記事掲載時点のものです)
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