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世界初! シャープが次世代BD規格“BDXL”対応のレコーダーを発表

2010年07月16日 19時34分更新

  シャープはBlu-rayディスクの新規格“BDXL”に対応した世界初のレコーダー『AQUOSブルーレイ』を発表しました。今回、新規格に対応したのは『AQUOS BD-HDW700』と『AQUOS BD-HDW70』の2機種。従来のBDでは記録可能なエリアが2層(50GB)までだったのに対し、本機では最大4層(128GB)まで使用できます。


 

“BDXL”対応の2機種
AQUOS BD-HDW700とW70
↑ハイビジョンや3D映像の普及により増えつつある「大容量画像データを保存したい、持ち運びたい」というニーズに応えるべく開発された製品。

 発売日はどちらも7月30日予定で、予測実売価格は『AQUOS BD-HDW700』が30万円前後、『AQUOS BD-HDW70』が20万円前後です。 

 なお、製品そのものはすでに発表済みだったのですが、“BDXL”対応については規格の詳細の確定を待っため、このタイミングで正式対応の発表することになったそうです。 

  今回の製品のコアユニットとなるBDドライブは、シャープとパイオニアの共同出資による“PDDM(パイオニア デジタル アンド マニュファクチュアリング株式会社)”が制作。レーザー照射技術や光ピックアップなどの重要部品を垂直統合で開発することで、世界初の製品化を実現しました。

BDドライブ
ドライブ
↑レーザーディスクの時代から光ディスクの開発に取り組んできたシャープとパイオニアの技術力を結集した成果。
世界初の“BDXL”対応ピックアップ
ピックアップ
↑4層式では2層式以上に、高度なレーザー光の焦点制御が必要。それらの課題をクリアしてPDDMは世界で初めてピックアップの製品化を果たしました。

  シャープは初となるBDメディアも販売します。こちらも、世界初となる3層式100GBの記録に対応。7月30日発売予定で、予想実売価格5000円前後です。

シャープが初めて販売するBDメディア
ディスク
↑当初は100GBののみで、その後は128GBも発売される。また、2011にはシャープから発売されるレコーダーは全て“BDXL”に対応する予定です。

  100GBの大容量なら、たとえばドラマ1クール(1時間×11話)をHDで1枚のメディアに記録可能。2時間映画でも5倍モードで20本(2時間×20本)が1枚に収まります。お気に入りの映像はとにかく撮って残したい!  という人には現時点で最高の選択肢となりそうです。

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