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牧野由依 欧州ツアーの裏側を大紹介!

2010年07月07日 19時39分更新

 ローマ公演の熱気も冷めやらぬ翌日、さっそくパリに移動。夜、少しだけ散歩していたら、エッフェル塔が近くに見えたので、パシャリ。

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6月下旬のパリはまだ涼しく、夜は長袖だった。

 21日のパリ本番日。この日のライブ会場はパリ日本文化会館(公式サイト)のホール。ローマとは違い、こちらでは開場の2時間前から会館前に行列ができていた。

 6月21日はちょうど夏至の日で、フランスでは“音楽の日”(Fete de la Musique)としてアマチュア・プロを問わず、パリ市内のいたるところで音楽が鳴っている。

 牧野由依のライブは無料ということで、会場の収容人数300名に入れるように、自然と行列ができたらしい。おかげで開演前にすでに会場はぎっしり。主催者から早めに始めたいとの希望されたが、準備が追いつかなかった。このへん、イタリアとフランスの国民性の違いだろうか。

 いよいよコンサートが開始。本人の弾き語りが終わっても、なかなか拍手をしない観客。間があってようやく、拍手が鳴り響く。間合いの読みとか、日本人に似ているかもしれない。コンサートはいい感じで進んだ。

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日本同様の雰囲気で、牧野さんも歌いやすかったようだ。

 MCでは「エスクブムコネッセ トゥース?」(私のことを知ってますか?)と本人が投げかけると、300人の観客が一斉に「ウィー!」(もちろん)と反応。さすがは2度目のパリ。本人もフランス人の対応にかなり慣れているようだった。

 最新シングル曲の『ふわふわ♪』では、観客がみんなそろって手を振ってくれたりと、実に楽しそうだったのが印象的だった。

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観客が一斉に手を振るのは日本ではおなじみの光景だが、個人主義のヨーロッパでは珍しい。

 そして終演後には、ステージ上から一斉にチーズ! 牧野も観客も一体になる瞬間だった。

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アニメ好きの若者たちに交じって、わりと年配のお客さんもいた。

 そんな感じで盛り上がった今回の欧州ツアー。ローマとパリどちらの会場も日本のアニメや音楽が好きな10代~40代の男女が集い、大いに盛り上がりを見せてくれた。

 欧州ツアーを終えた牧野は、「初めてのローマと2度目のパリ、どちらも楽しかったです。またヨーロッパのみなさんに会える機会を是非つくりたいなあと思っています」とコメント。日本のポップカルチャーが海外に浸透する勢いは今後も加速しそうだが、今回、牧野由依はその一翼を担えたかもしれない。

■お知らせ■

8月28日に『牧野由依コンサート~So Sparkle~』が日本青年館で行なわれます。欧州のエスプリ漂う(?)牧野由依のコンサートに是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

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コンサートは8月28日に開催。

 牧野由依コンサート~So Sparkle~

【日時】2010年8月28日(土) 開場 17:00/開演 17:30
【会場】日本青年館 大ホール
【料金】5500円 全席指定
【お問い合わせ】キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999
【一般発売】2010年6月12日(土)にチケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイド、およびアニメイト各店店頭

■牧野由依 プロフィール■

1986年1月19日生まれ。4歳よりピアノを始める。7歳のとき彼女のピアノ演奏を聞いた岩井俊二監督の目に留まり、8歳から17歳にかけて同監督作品『LOVE LETTER』等でのピアノ演奏を務める。

2005年にテレビアニメ『創聖のアクエリオン』のエンディングテーマ『オムナ マグニ』(菅野よう子プロデュース)で歌手デビューを。

同年4月にはNHK教育テレビ『ツバサ・クロニクル』において、ヒロインのサクラ役で声優デビューを果たす。

2008年3月、東京音楽大学ピアノ科を卒業。2009年7月、フランス・パリで開催された世界最大級の日本カルチャーフェスティバル『JAPAN EXPO』に日本人声優としては初めて出演。ライブステージには約3000人が集まり好評を得た。

9月にはニューヨーク・アニメフェスティバルに出演。12月には九段会館ソロ公演で1000名を動員、大成功を収める。2010年3月3日、エピックレコード移籍第一弾シングル『ふわふわ♪』をリリース。大ヒット中のアニメ『Angel Beats!』では冷静なオペレーター、遊佐役を務めている。

牧野由依 公式サイト

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