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あとで計算しなおせるiPadアプリに惚れた!

2010年07月02日 12時00分更新

Digits Calculator for iPad

『Digits Calculator for iPad』
バージョン:1.2.1
App Store価格:115円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 筆者の場合、ヒマさえあればケータイ料金を計算してるんだよね。パターンAとパターンBではどっちが安いか、みたいな。

 取材先などではiPhone標準搭載の“計算機”アプリを使っているんだけど、いかんせん画面が小さく、押し間違いが頻発する。職場の机では結局、普通の電卓専用機を使うことになるんだけど、大きいものはそれなりに場所を取るのでジャマくさい。

 つか、そもそもiPadって計算機アプリ入ってないじゃん! で、目をつけたアプリが『Digits Calculator for iPad』(以下、Digits Calc)。シンプルだけどカラフルでオシャレ。そして何より、ヒトにとって都合がいいところがすんばらしい!

シンプル電卓
科学表記は最初に設定しましょう!

 どうッスか? まるで北欧からやってきたオシャレ文具のようなこのデザイン。ひとつひとつのボタンが大きく、適当に押してもミスしないところがiPadで電卓アプリを使うメリットっす。

画面左に計算結果が表示される
履歴があるだけで、快適さが違う

 早速計算してみた。方法は普通の電卓と同じなのでスグに使える。ここで左側に注目! 結果が残っているのが分かるよね。実はこれ4種類のケータイ料金の計算結果なんだけど、緑色の数字がそれぞれの合計金額。どれが一番安いか一目瞭然ッスな。

 これまで筆者は、こうした計算をする場合、紙にメモして結果を見比べていたんだけど、字が汚いからあとで読めなくて……。Digits Calcなら紙もムダにならないし、断然見やすいよね!

 これだけでもずいぶんありがたいけど、Digits Calcの便利さはこんなもんじゃない。例えば、慌てて計算すると「あ、間違えた!」ってこともあるよね。でもDigits Calcならへっちゃら。入力した数字をあとからいくらでも修正できるのだ。

計算ミスした部分を修正してみよう
最初からやり直すより楽かも

 筆者が誤って、あるプランの金額を高く設定してしまったので、ここではワンランク下げてみよう。計算結果の中から修正したい部分をタップすると、メニューがポップアップするので“Edit”を選択。

修正箇所を指定してEditモードに
編集状態です

 いま選んだ部分がこのように修正可能な状態に変わる。

間違えた部分を消す
テキスト編集と一緒だね

 “Backspace”か“Clear”を使うなどして数字を消す。

正しい数字を入力
再入力ですな

 正しい数字を入力し、最後に“OK”をタップしよう。

再計算された結果が表示される
割と当然なんだけど、電卓に見えているから感心するパターン

 すると、この画面に戻る。よーく見ると、いま修正した数字に連動して、その部分の合計金額も変更されてるのが分かる? そう、つまり単に入力した数字を修正するだけじゃなく、計算結果も自動的に再計算してくれるのだ! これなら、ああでもない、こうでもない、とシミュレーションするのも朝飯前ッスな。

計算結果を一時保存も可能
それは置いといて……というやつですね

 あとでまた使いたい数字は、タップしてメニューの中から“Memory +”を選択。すると左上に保存される。こうしておくと”Clear All”で計算結果を全クリアーしても消えないので安心。

メモリーした数値を呼び出す
メモしなくていいのが楽です

 メモリーに保存した数字は再利用することができて便利。使いたい数字をタップしてメニューの中から“Use”を選ぶだけ。パターンAとパターンBではケータイ料金がいくら違うか、みたいなことも計算しながら目視確認できるので間違いようがないぞ。

計算結果をメール送信……できます
みんな待ってた、この機能!

 計算結果は”9”ボタンのすぐ上の“Mail Tape”でPCなどへメール送信し、さらに再利用できる! HTMLメールで送られるので、数字をコピーし、原稿やブログなどに貼り付けて活用できるね。

 なお、計算結果の中の不要な部分は、タップで表示されるメニューの中から“Tape Del.”で削除できるほか、”7”ボタンのすぐ上にある“Tape Del.”を使うと、計算結果の下から上へ次々と削除できて便利。メールで送る前に余計な部分を削除しよう。

横向きにすると、一部表示が変に
縦長書体はともかく、縦表示は残念!

 ちなみに、iPadをヨコ向きにしても使えるけど、よーく見ると、ボタンまわりの文字がタテのままになってる。やや見にくいけど、ボタンを見れば意味は分かるので、まぁ、よしとしよう。

 というか、さっきからずっと気になってた人もいると思うけど、電卓の色は右下の“i”をタップすると設定画面で変更可能。ボタンまわりの文字も非表示にすることができるので、前述の“文字がタテのまま現象”が気になる人は非表示にしておこう。

関数電卓Liteモード?
ちょっとした+αだね

 筆者はほとんど使わないけど、ルート計算などもできますよ。

 にしても、まさか自分が電卓アプリに惚れる日が来るとは思わなかった。アプリとしては地味だけど、電卓は画面の大きなiPadと相性がいい。ポケコン的なものもあるので、これを機に“電卓沼”にハマってみるのもいいかも!?


『Digits Calculator for iPad』
App Store価格:115円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2010 Joshua Distler and Shift. All rights reserved.
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・iPhone&iPadアプリレビュー

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