『Precision Volume』
バージョン:1.0.1
App Store価格:115円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
この間、iPhoneで曲を聴いてたら、なぜかものすごく音量の小さい曲があってね。たぶん曲をパソコンに取り込む際に失敗したんだろうな。他の曲の半分ぐらいの音量しかない。もしやと思い他の曲を確認してみたら、今度は音の大きい曲があった。
曲の音量がバラバラで困るのは、例えばウォーキングなどのとき。音量の小さい曲の次に音量の大きい曲が流れたりすると、鼓膜が破れそうになる。気分よく歩きたいのに一気に萎える。
iPod側からも調整できますが…… |
実はiPhoneには、ホーム画面→“設定”→“iPod”→“音量の自動調整”という機能がある。
そしてiTunesで同期 |
iTunesの“環境設定”→“再生”→“サウンドチェック”を有効にしてからiPhoneと曲を同期すると、曲の再生時の音量が自動的に同じ大きさに調整される……ようになってはいるんだけど、今回は、もともとの音量がひどすぎたのか、残念ながら音量の自動調整機能は効果がなかったのよ。
最後の悪あがき |
ダメ元でiTunesから曲の情報を開き、“オプション”→“音量調整”をしてみたけど、やはり結果は思わしくない。
いや分かってるよ。根本的な解決方法は、問題の曲を録音し直すことだってことぐらいは。だけど肝心の音源が引っ越しやら何やらで行方不明になっててね……どうにもお手上げさ。
と、途方に暮れてたときに発見したのが『Precision Volume』というアプリ。“iPod”アプリで再生できる曲について、1曲ずつ自分の好きな音量を指定し、その状態を記憶してくれるのだ!
まずは聴きたい曲を選択しよう |
聴きたい曲やプレイリストが決まってる場合は、まずiPodアプリを開いて曲を再生しよう。ホントはPrecision Volumeから直接プレイリストやアルバムを選択できると最高なんだけど、今のバージョンではムリ。ここは今後のアップデート待ちだな。
ここで全体の音量と曲の音量を微調整する |
特に聴きたい曲がない場合はPrecision Volumeを起動。中央のボタンをタップして、iPodアプリにある曲を再生する。言うまでもないけど、事前にiPodアプリに曲を転送しておいてね。
大きくするには右へシフト |
曲の音量がもともと小さい場合は、上部のスライダーを右へドラッグし、再生時の音量を大きくする。試しに何曲か聴いてみたけど、音量を最大にしても音が割れることはなかったよ。
小さくするには左へシフト |
曲の音量がもともと大きい場合は、スライダーを左へドラッグし、再生時の音量を小さくする。1度セットした音量はずっと保存されてるので、次回からはPrecision Volumeで聴こう。
セーブなどの操作は一切不要で、スライダーから指を離せばその状態が保存される。一時停止や曲送り、曲戻しといった基本操作に加え、リピートやシャッフルといった再生方法もiPodアプリと連動。音楽プレーヤーとしてもちゃんと使えるぞ!
便利なのは、iPhoneの音量ボタンにも対応してるところ。例えば、歩きながらでも手探りで音量を調整できるのは助かるね。
また、電車などに乗ると、騒音で曲を聞き取りにくいことがあるよね。そんなときは下部の“Master Volume”を上げればいい。曲ごとではなく、全体の音量をアプリ内で調整できるよん。
iPhoneの音量ボタンで曲ごとの音量を調整するか、あるいは全体の音量を調整するかは、Master Volumeのすぐ上にあるボタンで切り替えられる。使い始めの頃は曲の音量にバラツキが多いハズなので“Song Shift”のままにしとこう。曲の音量にバラツキがなくなってきたら“Master Vol.”に切り替えるといい。
ちなみに、Precision Volumeは単に再生時の音量を記憶するだけ。曲データを編集するわけじゃないので、仮にアプリを使わなくなったとしても、曲データへの影響はなくて済みまっせ。
ホントはすべての曲の音量を全自動で均一に調整してくれるのが理想なのかもしれない。だけど、やはりひとりひとり、その日の体調や曲によって、聴き頃の音量ってのが違うからね。むしろ1曲ずつ自分で好きな音量に調整できるPrecision Volumeのようなアプリの方が現実的な気がするなぁ。
『Precision Volume』
App Store価格:115円
(価格は記事掲載時点のものです)
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