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古今の名作読み放題のAndroidアプリがイカス!

2010年06月10日 12時00分更新

Androidアプリがイカス!

『青空プロバイダ』
バージョン:1.8
Android Market価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

『縦書きビューワ』
バージョン:0.9.5.7
Android Market価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 無料で古今東西の名作がアップロードされている“青空文庫”。iPadの発売もあり、世の中は電子書籍ブームだが、そんなブームが始まる以前から、手軽で、しかも無料で楽しめる電子書籍として人気のサービスだ。

 Androidでもこの青空文庫を読むためのアプリがいくつかアップされている。なかでもオススメなのが、青空文庫の書籍データをダウンロードする『青空プロバイダ』と、閲覧ソフトの『縦書きビューワ』だ。

 アプリの中にはダウンロードと閲覧の両方が行なえるものもある。だが、書籍のリスト表示や閲覧時のスピードなど操作性の良さで、この2つのアプリが群を抜いている。

読みたい書籍を探す
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 まずは、『青空プロバイダ』で読みたい書籍を探し出す。リストは“作家別リスト”、“作品別リスト”、“新規公開作品”の3つ。“My本棚”はダウンロード済みの作品、“ブックマーク”はチェックした書籍の一覧が表示される。

リストは50音順
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 作家別、作品別どちらも読み仮名を基本に探していく。

作品数をチェック
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 作者一覧には公開中の作品数も表示されている。

ダウンロード形式を選択
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 作品名をタップするとダウンロードページが表示される。テキスト形式はダウンロード、XHTML形式はダウンロードとオンラインの2つの方法で閲覧可能。ダウンロードしておけば、ネットに接続できない環境でも閲覧できるので、メモリーに余裕があるならダウンロードがオススメ。

 ちなみに、“作品情報”と“作家情報”をタップすると、ウェブブラウザーが起動し、ウィキペディアへの対象項目へとジャンプする。作品の詳細を調べたいときに便利。

 メニューボタンを押すと、“ブックマーク”ボタンが表われる。タップすると、ブックマークに追加されるので、とりあえずチェックしておきたい作品は登録しておこう。

ビューワーを選択
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 ダウンロードが完了すると、ビューワーを選択するウインドーが起動するので“縦書きビューワ”を選ぼう。

読書スタート
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 縦書きビューワはその名の通り縦書きの文庫本と同じように表示されるので読みやすい。ルビにも対応している。

図版もオーケー
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 挿入されている挿絵も表示可能。挿絵はメニューボタンの“設定”→“図版の処理”で表示のオン&オフを設定することができる。

見出しでジャンプ
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 メニューボタンを押し“見出し”をタップすると、見出しの一覧が表示され、指定した見出しへとジャンプする。

ページを指定
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 同じくメニューボタンから“ページ指定”をタップすると、スライドバーでページ指定が行なえる。

しおりをはさむ(1)
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』
しおりをはさむ(2)
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 “しおりの変更”をタップすると、現在表示しているページをしおりとして登録可能。しおりは1書籍にひとつなので、すでにしおりを登録してある場合は、“はさみ替える”、“外す”を選択。

しおりからジャンプ
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 “しおり”をタップすると、しおりが登録してある書籍の一覧が表示される。

文字のサイズなどを調整
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 “設定”では、フォントの種類やサイズ、字間が調節可能なので、自分の見やすいようにカスタマイズできる。

文字色と背景を変える(1)
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』
文字色と背景を変える(2)
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 背景は通常の白地以外にも、古紙風などに変更可能。より“読書感”を出すことができてイイ!! さらに、ユーザーが用意した画像も背景として利用できるので、目の疲れない背景を自作して使えば長時間の読書にも耐えられる。

ファイルを開く
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

 青空プロバイダでダウンロードしたファイルは、SDカード内の“MyBookshelf”フォルダーに保存されている。メニューボタンの“開く”をタップして、ファイルを選択すれば、書籍の閲覧がスタートする。

 残念なことに青空プロバイダは、テキストデータはダウンロードできるが、挿絵はダウンロードできない。そこで挿絵も一緒にダウンロードして閲覧したい場合は、いったんPCで青空文庫にアクセス。ここから挿絵つきのデータをダウンロードして、SDカードに転送すればオーケーだ。その場合、ZIPファイルで圧縮されたままでも問題なし。

 また、縦書きビューワは、青空プロバイダからダウンロードしたファイル以外にも対応。青空文庫形式のファイルだけでなく、アマゾンのKindelで採用されている、電子書籍の形式“ePub”の閲覧も可能。

 活字中毒で、ちょっと時間があれば活字を読みたい! という人はインストールしておいて損はないアプリだ!

『青空プロバイダ』
バージョン:1.8
Android Market価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

■ダウンロードは以下のQRコードから■
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

『縦書きビューワ』
バージョン:0.9.5.7
Android Market価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

■ダウンロードは以下のQRコードから■
『青空プロバイダ』&『縦書きビューワ』

中山智さんのサイト
幽玄会社中山商店

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