iPad版450円、iPhone版350円、ガラケー版は315円。iPadとiPhoneは別アプリだが、それでも合計800円で、31媒体が見放題。普通に考えたら、週刊誌2冊分の金額なわけで、価格破壊と言っていいほどの料金体系と言えるでしょう。 |
今朝、突然記者会見のリリースが舞い込んだ、iPad対応のコンテンツ配信プラットフォーム『ビューン』。そのアプリの動画レポをいきなりお届け。
このビューンというプラッフォフォームは、ソフトバンクグループの子会社である株式会社ビューンが提供するもの。iPad、iPhone、iPod touch、ソフトバンクの携帯電話で、新聞・雑誌・テレビ合わせて31媒体のコンテンツを初回30日間無料、翌月から315〜450円(30日ごと)で閲覧できます。
アプリを購読すれば、すべての媒体が見放題というビジネスモデルになっており、オトク感は抜群。以下に各媒体ジャンルごとの更新頻度などの特徴をまとめました
新聞 | 毎日更新。媒体によっては、翌朝の朝刊記事の一部を早出しで読める。レイアウトはiPad独自に読みやすく変更。 |
雑誌 | 紙媒体の本誌と同じ頻度で更新。内容は本誌から一部抜粋。最終的に、本誌の |
テレビ | 日テレニュース24の動画が見られる。ビューンAppのコンテンツ画面下部に常時表示される。 |
中吊り機能 | 画面上部にバナーのような中吊りを表示。タップすると、その媒体が読める。サファリが起動するような外部リンクは一切なし。 |
※初出時、雑誌の転載内容を全体の“7割程度”としておりましたが、正しくは“5割”です。お詫びして訂正させて頂きます。
会見冒頭に登場した孫 正義氏 |
会見冒頭に登場し、一言めから「iPad、売れてます」とにこやか切り出した孫氏。iPadについて「iPhoneの画面が大きくなっただけと思っている人が多いが決してそうではない」「iPhoneを持っている人ほど、iPadが欲しい、iPadを持っている人ほどiPhoneをセットで使うと本当の味わいが出てくる。日に日にその実感を深めている」と語った。 |
ビューン代表取締役社長 蓮実一隆氏 |
孫社長からバトンタッチされる形で登壇した蓮実社長。会見後の取材によると、出版各社との調整は2年前から進めており、それがこのほど『ビューン』としてデビューすることになった、とのこと。 |
ビューンで購読できる全31媒体を説明。毎日新聞など新聞3紙、動画として日本テレビ1社が含まれる。男性誌、女性誌、カルチャー誌などバランスをとった印象を受ける。 |
ビューンアプリのメイン画面。横に傾けると、日テレニュースが画面右側へと微妙に配置が変わる。 |
「誌面そのまま」を強調。この点は善し悪しあるが、出版社側の負担が少ないという点では迅速なコンテンツ更新に期待が持てる。最終的には紙媒体における同じ号の5割程度のコンテンツがビューンで配信されるという。 |
電車内でおなじみの中吊り広告の機能も搭載。中吊りをタップすると、その雑誌へとスムーズに遷移する。「外部サイトに飛ばされるようなことはない」とわざわざ明言した点は、iPad/iPhone媒体のユーザビリティをよく研究している印象。 |
雑誌は誌面そのままだが、新聞はiPad向けの誌面デザインになる。毎日読む活字メディアとしてはこれはやはりうれしい。 |
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