モバイルしたい、モバイルとは言わないまでも家の中では自由に動かしたい、できる限り設置スペースを狭くしたい。そんな要望にはノートPC一択なわけですが、デスクトップPCと比べると、可搬性と引き替えに性能が犠牲になりがち。特に3D性能はゲームには不十分なことが多いです。ところが、“モバイルしたい”“ゲームもしたい”というワガママな欲求を満たしてくれるPCが登場しました。デル『Alienware M11x』です。
『Alienware』は、頂点性能を求めるユーザー向けのフラグシップPC。なにしろフリーザ様の特権といわれる「宇宙最強」を名乗ってますから、並大抵の自信ではありません。その自信を裏付けるスペックがこちらです。
液晶 | 11.6インチ(1366×768ドット) |
CPU | Core2 Duo SU7300(1.3GHz) |
メモリー | 4GB DDR3 |
HDD | 250GB |
GPU | GeForce GT335M(1GB) |
光学ドライブ | なし |
サイズ/重量 | 285.7(W)×233.3(D)×32.7(H)mm/1.99kg |
連続駆動時間 | 5時間35分(内蔵グラフィック使用時は8時間39分) |
OS | Windows 7 Home Premium(64ビット) |
直販価格 | 9万9800円 |
11.6インチのモバイルノートながら、GPUに『GeForce GT335M』を採用。CPUに『Core2 Duo』を、メモリーに4GB DDR3を搭載するという、並みのデスクトップPCを凌駕する構成です。それでいて価格は9万9800円と、“価格性能比に優れるデル”は忘れちゃいません。
スペックでは連続駆動時間にも注目。“内蔵グラフィック使用時は”とありますが、実はこれ、“Fn”キーと“F6”キーの同時押しで起動するソフトウェアスイッチで、GPUのオンとオフが切り替えられるのです。ゲームを楽しむときはGPUオン、駆動時間重視のときはGPUオフと使い分けるのが定番でしょうか。とはいえ、GPUオンでも駆動時間は5時間35分と十分に長いのですが。
上記は、Alienware M11xのGPUをオフにした際のWindowsエクスペリエンスインデックス。ウェブサイトの閲覧やメール、オフィスなどの日常用途には満足いく性能ですが、やはり3Dゲームをプレーするには物足りないスコア。ところが、GPUをオンにするとこれ。
グラフィックとゲーム用グラフィックスの数値が2倍に跳ね上がります。この性能を自宅の好きな部屋で、友達の家で、外出先で堪能できるのが、Alienware M11xの最大の魅力といえるでしょう。
さてここで、「もっともっと高性能なノートPCが欲しい」なんてとんがった人もおられるかと思います。CPUはクアッドじゃないと満足できない体質とか。そんな突っ走った方にはこちら。
『Alienware M15x』『Alienware M17x』です。なにしろこの両機、CPUに『Core i7』が選択可能。『Core i7-720QM』を選んだ際、Windowsエクスペリエンスインデックスのプロセッサスコアは“7.0”をマークします。この性能ならゲームはもちろん、動画編集などのCPUに高負荷がかかる作業もスムーズ。さらに、フルHD液晶を用意するなど、宇宙最強に恥じないスペックです。
Alienware M11xに関するさらに詳しい情報はデルのサイトでどうぞ。
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