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『Mobile World Congress 2010』取材でバルセロなう。

2010年02月17日 02時22分更新

昨年に引き続き今年も世界最大のモバイル機器展示会『Mobile World Congress』の取材でスペイン・バルセロナにやってきております。今回もさまざまなトピックがありますが、まずは巨人の動向から。

MWC2010

 

世界最大シェアを誇るフィンランドの企業、ノキア。しかし同社は今回、本イベントへの出展はありませんでした。事前に近くの別会場でインテルと共同発表会を行ない、それぞれの独自Linuxプラットフォームである『Moblin』と『Maemo』を統合すると発表。ソフトウェアの老朽化が課題だったノキアですが、大きな前進が期待できそうです。

新プラットフォーム『MeeGo』
MWC2010
↑発表のみでUIなどは公開されませんでした。ケータイだけでなくタブレットや家電、自動車などへの搭載も見込まれてます。最初の端末は、おそらくノキアが年内に出すでしょう。
『Maemo』用アプリも公開
MWC2010
↑Maemoを搭載した端末は、結局N900が最初で最後となりそうですが、アプリなんかもいろいろ公開されていました。説明員の話では、ほぼそのままMeeGoにも対応できるとのこと。


次は日本にも大いに関係のある話。マイクロソフトがWindows Phoneの新バージョン“7”を発表しました。

興奮気味のバルマーCEO
MWC2010
↑昨年の6.5発表時より0.5ポイントくらいテンション高めでした。端末は今年の年末までにリリースされる見込み。
1からつくりなおしたUI
MWC2010
↑非常にグラフィカルで、コンシューマーを意識したつくりになっています。PDAではなく、Zuneから進化した別系統のOSというとらえ方でいいかと。

ちなみにWindows Phone 7のUIは、こちらで体験することができます。

韓国サムスンは昨年のノキアの巨大な出展プレースをそのままぶんどった形で、最も目立っているといっても過言ではありません。独自プラットフォームを搭載したWaveを発表、展示しており、たいへんな盛り上がりをみせています。

Samsung Wave(GT-S8500)
MWC2010
↑すでに発表済みの独自OS『bada』を搭載。世界の標準ウェブサービスと非常に高い連携性をもった、日本的ケータイといった感じでしょうか。
画面は次世代有機EL
MWC2010
↑独自開発の有機ELタッチ液晶を搭載。実際に目にすると、従来のものとも発色の違いに驚かされます。

サムスンはアンドロイド搭載の新モデルも発表していますが、デザインからUI、操作感まで、badaを搭載したWaveのほうが俄然目立っておりました。これは世界驚異ともいえるのでは?

さて、アンドロイドで巻き返しを狙うソニエリですが、XPERIAファミリーを拡充してきましたよ。

レイチェルに妹誕生
MWC2010
↑小さくした『X10 mini』(右)に、スライド式フルキーを搭載した『X10 mini pro』。これは日本でも出るかもしれませんね!


モトローラも、さらに多数のアンドロイド端末で攻めてきています。なかでも最も注目されていたのがこちら。

BACKFLIP with MOTOBLUR
MWC2010
↑その名の通り、後ろ側にパタンと閉じるフルキー端末。閉じた際は、タッチ液晶画面の裏に、キーボードがくる構造ですね。

 

ほかにも注目トピック目白押しの『Mobile World Congress 2010』。続報&本誌レポートに是非ご期待ください☆

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