週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

スーパーボウル xliv 現地レポート (3) オードリー インタビュー 後編

2010年02月04日 00時00分更新

 第44回スーパーボウルの興奮をお届けするこのレポート。今回は、スーパーボウルPR大使に就任したオードリーへのインタビュー、後編をお届けします。後編では、アメフト部時代の思い出を中心にお話を聞きました。

オードリーインタビュー後編01

Q:お2人は日大二高のアメフト部ご出身ですが、当時の戦績は?

若林:一番よかったのは、東京都のベスト4を賭けた試合で、駒場学園が相手でした。駒場学園は強豪校で、ふつうにやったら絶対負けるってことで、8連続のノーハドルとか、アンバランスとか、リバースとか、みんなで黒板で研究して、勝った試合が思い出に残っています。

 もう最後はニーダウン、ニーダウンで、ホントに高校生らしくない試合で(一同爆笑)。もうどんだけ勝ちてえんだよって、相手チームがブーイング気味にグラウンドあとにしてましたからね。

春日:言ってみれば、大金星を挙げたってことなんですよね。

若林:あと、当時は日大三高が本当に強いチームで、100対0で負けるような相手だったんです。そこでプレーを盗み見にいこうって行ったんですけど、多摩で道に迷って、結局何の収穫もないまま帰ったという。

春日:山奥だからね、あの学校は。

Q:高校時代の思い出のプレーを教えてください。

春日:春日は何回かサックを決めたことがあるんですが、その駒場学園戦で、春日は右のDEだったんですよ。それで向こうがパスを投げようとしていて、ボクがパスプロしている相手タックルを引き倒し、完全フリーで行って、そのときQBが右を向いていたから春日に気づいてなかったんですよ。そこに背中からドーンっと入って……、QB交代させましたね。それはもう、いつも以上に胸張ってベンチに帰ってきましたよ(ニヤリ)。

オードリーインタビュー後編02
高校ではDEとOGを兼任していた春日。オール関東にも選ばれた実績をもつ。

若林:ボクは70ヤードを独走タッチダウンしたことがあります。ディフェンスが全ブリ(オールアウトブリッツ)で入ってきて、こっちはピッチオープンのプレーだったので、それがハマっちゃってあとは独走です。だからボクの力ではないんですけどね(笑)。ボールもらったら空いてたんで走っただけなんですけど。

あと、プレーアクションのときのボールもらったふりが好きで、小賢しく上手かったんですよ(一同爆笑)。

いいプレーじゃないほうだと、初めて公式戦に出たときに、先輩から「ファンブルしたらボウズだからな」って言われて、それで最初のキャリーでファンブルして、すぐボウズにされたことがあります。だからコルツもセインツも、ファンブルには気をつけてほしいですね。

オードリーインタビュー後編03
若林は快足を生かし、RBとして活躍。

Q:お2人には『アメフト』というネタがあるそうですが。

若林:ふつうのお笑いライブでも演ったことあるんですが、ヘルメットとヘルメットのぶつかる音にお客さんが引いちゃって、誰も笑ってないんですけど、ボクらヘルメットしているからあまり聞こえないんですよ。あとでビデオ観たら、男2人がブツかっているだけで、凄惨な絵面になっていました。それ以来、やってないですねえ。

Q:トゥースという掛け声はアメフト経験者に好評です。

春日:やはり、アメフトをもっと知ってもらいたいという思いでやってますからね。

若林:え、そうだったんだ?

春日:だから、実はすでにPR大使だったという。日テレさん、遅いよって(笑)

Q:今回、ようやくアメフトの仕事が来たという気持ちがあるのでは?

若林:サッカーやっていた人はサッカー番組、野球やっていた人が野球番組に出るっていうのはありますけど、アメフトってのは仕事に結びつかないねえって、周りからよく言われてました。だから、これでアメリカに行かせてもらえるってことで、アメフトやっててよかったなあって思いました。実は海外ロケ自体が初めてなんです。

あと、後藤完夫さん(注:元日本選抜ヘッドコーチで、専門誌タッチダウンの社主)と一緒に解説するので、後藤さんにハマりたいなってのはありますね(一同爆笑)。

春日:後藤さんに嫌われたらもうダメだね。

若林:いまの目標はそこで、タモリさんと後藤さんにハマることですね。

オードリーインタビュー後編04
アメフトの話になると思わず力が入り、身振り手振りで熱心に説明してくれた。

Q:『NFL倶楽部』(日本テレビ)では後藤さんに厳しくされていましたが。

若林:後藤さん、ふだんはニコニコしていて、チームのことを悪く言わないっていうイメージだったんですが、われわれにはけっこう厳しかったんですよ。

春日:でも、アメフトのネタを披露させていただいて、収録が終わった後に「あれ面白かったねえ」って、肩をガシガシと叩かれたんです。いいプレーしたあとって監督やコーチに肩をガシガシされるんで、「これ懐かしいなあ」って思いましたね。だから、好印象と言えば好印象なんじゃないでしょうか。

Q:ところで春日さんの足は大丈夫なんですか?

春日:まあまあですね。どこまでやればすんなり飛行機に乗れるのかがわからないので、診断書とかレントゲン写真とか持っていこうかなって話もあったりとか。

若林:春日さんは、元NFLヨーロッパの河口さんと少し体格が似ているので、河口さんにピンクのベスト着てもらって「春日です」って代わりに行ってもらおうかなあと(一同爆笑)。

春日:それはそれで見てみたいってのはありますけどね(苦笑)。

Q:今日みたいにアメフトの話ばかりできるのは楽しいんじゃないでしょうか?

若林:ボクらラジオやってまして(『オードリーのオールナイトニッポン』、土曜25~27時)、そのなかにアメフトのコーナーが5分間だけあるんですけど、これがもう不評で不評で……。

春日:話の内容がわからないってね。

若林:だから今日は、アメフトの話をこれだけ長くしていいっていうのが、嬉しいです。ラジオだと、まずブリーズを説明にするのに18分くらい掛かる(苦笑)。だから「ブリーズ」って言うだけで話が進んでいくってのが、嬉しいですね。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります