「エイリアンが3体襲来したよ」と言ったら過労を心配されました。疲れてるわけでもついにボケたのでもなく、ちょっと言葉足らずだっただけです。正しくは「デルの超ハイエンドブランド『Alienware』のPCを3台ゲットした」です。
襲来した3体の内訳は、デスクトップPCが『Alienware Aurora ALX』と『Alienware Aurora』の2体。ノートPCが『Alienware M15x』の1体。3体ともAlienwareの例に漏れず、CPUに『Core iシリーズ』を採用。GPUはデスクトップが『RADEON HD5870』の2枚差し、ノートPCも『GeForce GTX260M』と強烈です。ノートPCまでもがこの性能を確保するあたり、伊達や酔狂でAlienを名乗っていません。そして性能だけではなく、外観もとんでもないことになってます。
どうですか、この圧倒的な存在感。このノートを使ってボンドばりのスパイとして暗躍できるレベル。昨今の無個性なPCにお嘆きの方でも大満足のルックスです。
エイリアンといえばUFO、UFOといえば光
また、Alienの怪しさを醸し出す原因のひとつであるところの“光”ですが、光の色から光り方までをプリインストールソフトでカスタマイズできます。カスタマイズは「デスクトップの正面横は赤で常時点灯、正面下部はオレンジの高速点滅。天板はピンクでゆっくり点滅」なんて微に入り細に亘る設定が可能。ノートPCも「キーボードの左4分の1と右4分の1は青。残りの中央部分は緑」という細かすぎて伝わらない設定が行なえます。
上がデスクトップで下がノートの設定画面。どの部分の光を何色に変更するかをマニュアル不要で設定できる、わかりやすいインターフェースが嬉しいです。なお、デスクトップで光を設定可能な8ヵ所をすべて違う色での点滅にすると、どう考えてもディスプレーに集中できない怪物に仕上がりますので1度お試しあれ。
パワフルマシンを最適に冷やす!
高性能PCは、速度を発揮するぶん発熱が高くなり、強力な冷却機構が必要です。パーツの冷却がきちんとなされないと、半導体の寿命が縮んでしまいます。しかしAlienwareは、その点においてもぬかりありません。
PC内の温度を監視し、ファン回転数を自動制御するソフトを標準で装備。ファンをつねに全開でブン回すといった設定も可能です。さらに、デスクトップPC『Alienware Aurora ALX』独自のシステムがこれ。
天板が可動式の通気孔になっており、システムファンの回転数に応じて自動で開閉するギミックです。低発熱時はシステムファンが静かに低速回転。負荷が上がると高速回転になり、さらに高負荷の場合は通気孔が働き、十分な冷却をなすという運用が行なえます。
Alienの驚愕性能がベンチマークでわかった!
さて、散々煽った性能を数字で確認します。まずは、Alienware Aurora ALXの“Windows エクスペリエンス インデックス”。
CPUとメモリー、GPUが7.5オーバー。最高が7.9ですので、ほぼほぼ頂点といえるでしょう。さらに上を目指したい方は、HDDのRAID 0やSSDがBTOで選択できますので、そいつで宇宙の彼方まで飛んでってください。さて続いては、『PCMark Vantage』。
上から順に、デスクトップ『Alienware Aurora ALX』と『Alienware Aurora』、ノートPC『Alienware M15x』の結果。総合スコアーはそれぞれ、10150、8605、6024となっております。同じくCore i7搭載ノートPCである、デル『Studio 15』の結果が4506であることを考えると、実にとんでもない数字です。
ノートPCのタッチパッドの感度を設定できるなど、細部の使い勝手にもこだわりが感じられるAlienware。とにかく高性能なPCを求めている方、スペックばかりか外観まで横並びのPCに飽きてしまった方。なにもかも衝撃的な、宇宙クラスのPCをチェックしてみてはいかがでしょうか。
Alienwareに関するさらに詳しい情報はデルのサイトでどうぞ。
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