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Googleカレンダー対応の手帳風iPhoneアプリに惚れた!

2010年01月29日 00時00分更新

Refills

『Refills』
バージョン:1.0.3
App Store価格:1200円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 突然だけど、筆者が予定表アプリに求める機能は、以下の6つ。

①1ヵ月分のカレンダーで予定をパッと閲覧できる
②Googleカレンダーと予定を同期できる
③ワンタップで電話をかけたり、地図で場所を確認できる
④予定とTo Doを一緒に管理できる
⑤デザインがシャレてて見飽きない
⑥動作が軽快かつ安定していて実用的

 デジタルガジェット生活20年。いろんなアプリを見てきたけど、上記すべてを満たす理想のアプリをついに発見! それが『Refills』だ! メニューなどはすべて英語だけど日本語の使用もまったく問題ない!

グーグルカレンダーのアカウントや同期設定
ややこしいけど、ここはログイン設定などね

 まずはGoogleカレンダーと同期できるよう設定しよう。必要なのは、iPhoneのホームボタン→“設定”→“Refills”を開き、“Sync events”を“オン”、続けてアカウントを入力することのみ。Googleカレンダーと同期せずに単体で使う場合はこの設定すら不要。

 なお、同期する期間は“Sync”で変更可能。すべての予定を同期するのは(処理に時間がかかるため)非推奨とされてるけど、筆者の環境(予定の件数は1日あたり平均1件)では問題なく同期できてるよ。

カレンダーの表示設定などはココ
こちらはログイン後の設定

 Googleカレンダーで作成した複数のマイカレンダーや、みんなが公開してるカレンダーにも対応済み。Refillsを起動したら下部の“More”→“Calendars”を開き、同期するカレンダーを選択してね。

 なお、同期方法は3種類ある。基本的にはRefillsの起動直後に自動で同期されるけど、必要に応じて“Sync Now”をタップして手動で実行できる。また、最初の画面下部にある“Shake action”の設定を変更すると、本体を軽く振ることでも同期できる。ちなみに、Shake actionのデフォルトは“Jump To Today”(当日にジャンプする)。せっかちな筆者的には、こちらの方がオススメ。

複数日の予定もひと目で分かる!
予定は簡素に書くのがいいかも

 下部の“Month”をタップするとこの通り! 1ヵ月カレンダーに予定の概要が表示された! タテ表示のみだけど、複数の日にわたる予定なんてGoogleカレンダーよりも見やすいし、まったく問題なし。

 Googleカレンダーで設定してるカレンダーの色がそのまま使われたり、祝日が自動的に表示されるなど、細かい配慮がニクイよ! この!

週間でもここまで表示されるぞ!
ミニダイアリー使っている人には違和感なし

 ある週の予定がどんな感じか知りたいときは、下部の“Week”で1週間表示に切り替えてみよう。紙の手帳のような左右2列のデザインがグッド! いつが忙しくて、いつがヒマか、ひと目で分かりますな。

 週のはじまりを何曜日にするかは設定の“Week starts on”で個別に変更可能。1ヵ月表示は日曜日はじまりがいいけど、1週間表示は月曜日はじまりで、といったワガママな設定にも対応できる。

1日の予定も範囲指定があって見やすい
1日のスタート時間は自分の生活パターンに合わせて設定

 ある日の予定を確認するには、1ヵ月表示や1週間表示で日付をダブルタップしよう。予定が重複してる時間帯や添付メモの有無がよく分かるね。文字サイズは変更できないけど、表示行数は設定で最大12行まで増やせる。各予定をタップすると詳細画面が開く。

マップ連動が便利すぎる!
こういうのを使うと、紙には戻れないかも……

 場所が予定に入力してある場合、予定の詳細画面で青い矢印をタップするだけで、その場所の地図を確認できる。“新宿西口”みたいなアバウトな書き方でもオーケーだし、標準のマップに切り替える必要もないので、こりゃ便利! タテヨコどちらでも閲覧できるよ

シンプルな予定入力の画面
画面表示が細かいけど、ツールは慣れですよ

 予定を新規作成する場合はカレンダー表示の右上にある“+”をタップ。時間などを普通に入力してもいいんだけど、例えば“10a-3p ミーティング”や“14:31 出発”のように時間を略して入力するとすばやく予定を追加できるぞ。文字入力に慣れてる人はこの方法がオススメ。

 ちなみに、下部のメモ欄に電話番号やURLを入力しておくと(あとで閲覧モードにしたときに)ワンタップで電話をかけたり、ウェブをSafariで開けるので便利。現バージョンには、標準の連絡先から電話番号などを読み込む機能はない。今後のアップデートに期待ッス。

グーグルカレンダーでいう繰り返し設定
英語だけど、基本、日本語サイトと一緒ですよ

 予定の入力画面の“Repeat”をタップすると、定期的に繰り返す予定もバッチリ登録できまっせ! 例えば2週間おきの月、水、金といった変則的なパターンにもしっかり対応してるし、タップするだけと簡単。

リマインダーで忘れ知らず
アプリ内で完結しているのがいいですね

 重要な予定には、あらかじめリマインダーをセットしておくと安心。Googleカレンダーが対応してる3種類のリマインダーが使えるぞ。今までPCのGoogleカレンダーでセットするしかなかったのでこれは助かる! 予定入力画面→“Options”→“Reminder”でセットしよう。

To Do機能もアリ!
圧倒的ではないか

 さっきからずっと気になってた人もいると思うけど、正解! このRefillsはTo Doも管理できるのだ! 期限のあるTo Doは、1ヵ月表示、1週間表示、1日表示、いずれの画面にも表示されるよ。期限のないTo Doは下部の“Tasks”で確認してね。期限などで並べ替えも可能。

ダイアリーのデザインも複数あるのでグー!
最初は見慣れたやつを使うと効率がいいんだぜ

 デザインの変更にも対応してるのが楽しい! カレンダーの設定画面(“More”→“Calendars”)下部の“More”→“Refill catalog”を開くと、さまざまなリフィルを無料で入手可能! 開発元によると、今後有料リフィルも販売するとのこと。

プレビューできるので、いろいろ試そう
見た目がいいのと、使いやすさは違うのだよ、ザクとは

 任意のリフィルを選択すると、リフィルの“試着”が可能。各画面がどんなイメージになるか、インストール前に確認できるのがいいね。インストールもワンタップ。気が利いてるなぁ。

 ただね、現在のバージョンでは、To DoをGoogleカレンダーと同期することはできないし、To Doの件数をホーム画面のアイコン上に表示することにも未対応で、To Do管理はバッチリとは言えない。うむ。

 それに、新規作成画面では予定かTo Doかを選択できるのに、既存のTo Doを編集して予定化できないのも残念。時間未定のTo Doが、開始時刻や終了時刻を与えられることで、予定に変化するといったことは割とあるのでね。このあたりが解決されると、筆者的には最強の予定&To Do管理アプリになるんだけどな!


『Refills』
App Store価格:1200円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2009-2010 KGT Inc.
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