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紙の名刺をデジタル化できるiPhoneアプリに惚れた!

2009年11月27日 00時00分更新

Business Card Reader

『Business Card Reader』
バージョン:1.1
App Store価格:700円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 紙の名刺をカメラで読み取り、電話番号やメアドなどを連絡先に登録できるのが名刺リーダー。この機能、ケータイではよく見かけるけど、iPhoneでも使えないかなぁ。と思ってたらありました! その名もズバリ『Business Card Reader』。iPhoneのカメラで撮影した名刺を読み取り、文字情報を連絡先に保存してくれるアプリっす。

 いきなりだけど、ここで注意! このアプリ、実は今のところ日本語未対応。なので日本語を読み取らせようとしても一切認識されない(文字化けする)。残念だけどその点だけは事前にご了承くださいね。

 それじゃ日本で使いものにならないのかと言うとそうでもない。アルファベットや数字、記号は正しく認識されるので、電話番号やメアドはちゃんと読み取ってくれるよ。それに最近は、日本人の名刺でも裏面に英語表記のあるものが増えてる。英語名刺なら、名前や社名、肩書きなども(英語表記にはなるけど)正しく読み取れるぞ!

メインメニュー画面がシブっ!!
英語だけど、輸入もののアドレス帳みたいなもんなので

 システム手帳のようなシブめのデザイン。これから撮影する名刺はもちろん、撮影済みの名刺も読み込める。名刺は1枚ずつ読み取る。

名刺の裏は英字表記が多い
ここではキャリアさんのものを使います

 名刺を撮影する際、名刺の上部を、画面内の“This Side Up”という文字の方に向けるのがコツ。iPhoneに取り込みたい部分が画面内に収まるよう、名刺やカメラの位置を調整しよう。ピントと名刺の向きが合っていれば、名刺の材質や色、形はさほど関係ないッス。

 認識可能な文字は英語やドイツ語など5ヵ国語。開発元によると次回アップデートで対応言語が増える予定なので、日本語対応もお願い!

スキャン中はそれっぽい効果に
マジでヘッドがあるわけではないので、本気にしないようにね

 名刺の読み取りには1枚あたり15秒前後かかるけど、スキャンヘッドが移動するようなアニメが見られるので、待ってる間も楽しいよー。

それぞれの項目にキチンと入力された!
名刺によっては、スキャンしづらいものもあります

 読み取った直後の画面。読み取った項目は、名前は名前、ケータイはケータイ、メアドはメアドといった具合に、それぞれiPhoneの連絡先の該当欄に正しくセットされるぞ! うまく読み取れなかった項目を修正し、右上の“Done”をタップすれば連絡先に保存できる。

その他の項目も入力されます
名刺の情報にもよるので、あくまでサンプルだ

 名刺のデザインは千差万別なので一概には言えないけど、読み取った住所やURLなども、連絡先の該当欄に正しくセットされますよ。

合っているかの付け合わせをしよう
基本、画像データから読み取っているので、保存されています

 読み取った名刺は画像として連絡先に保存される。保存前にスキャン後の画面で“Edit Photo”すれば、名刺を拡大して細部を確認できる。

修正はキーボードで楽チン
余分な情報を削除してもいいね

 スキャン後の画面で上部の“View as text”をタップすると、認識結果をプレーンテキストで確認できる。さらに編集も可能でプチ便利。

SNS(LinkedIn)とも連携してますよ
最近は単体で完結することがないですな

 『LinkedIn』(リンクトイン)というビジネス系SNSへの連携機能もある。スキャン後の画面で“LinkedIn Lookup”をタップするとプロフィールを閲覧できる(名刺の持ち主がLinkedInに登録していればだけど)。

 必要なら、右上の“Save Link”をタップし、LinkedInのプロフィールページのURLを、連絡先のURL欄に保存できる。ただしiPhoneの連絡先にはURL欄がひとつしかないため、名刺の読み取り結果にURLが含まれている場合は、どちらのURLを残すかを選択する必要がある。

名刺入れのような一覧
ここまで、というアナログさを感じますが、違和感がないです

 連絡先に登録したあとで、もとの名刺を確認したいこともあるよね。そんなときは起動画面で“Card Holder”をタップすると、名刺の画像を閲覧できる。

元画像は、普通に閲覧できます
カメラロールに名刺画像が溜まるわけです

 ここでズームはできないけど、下部左から2番目のアイコンでカメラロールに保存すれば、ズームしたりメールで送ったりといったことが可能。左から3番目のアイコンでiPhoneの連絡先を直接開けば、アプリを終了させることなく、連絡先の閲覧や編集が可能なのも便利。

 スキャン後の画面で“Merge with~”をタップすると、読み取った名刺を既存の連絡先にマージ(混ぜる)できる。んだけど、まだうまく動かない(マージしようとするとアプリが強制終了する)。名刺のマージ機能、同じ人から新しい名刺をもらったときに便利なので、ぜひ対応よろしくお願いします!>開発元のSHAPE Serviceさん

 とまぁ、まだ完璧とは言えない状態だけど、入力の手間が少しでも省けるのはうれしいし、なにより、入力ミスしやすいメアドや電話番号を正しく認識してくれるのでとても助かる!


『Business Card Reader』
App Store価格:700円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2009 SHAPE Services GmbH
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・iPhone&iPadアプリレビュー

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